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920冊目 ドングリと文明 偉大な木が創った1万5000年の人類史
ドングリと文明 偉大な木が創った1万5000年の人類史ドングリと文明 偉大な木が創った1万5000年の人類史
(2008/08/28)
ウィリアム・ブライアント・ローガン

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評価:☆☆☆☆


 5歳の息子は、その年代の子は誰もがそうであるように、秋になると大量のドングリを集めて回る。どこでも同じだと思うのだが、近所の公園にはきっちりとドングリを落とすカシがあるので、遊びに行く度にドングリ回収に勤しむことになるわけだ。

 このドングリ、アクが強くてとても食べられたものじゃないという。ところが、あれほど大量の実を生らせるからには、それを食べる生物がいるはずである。実際、鳥やリスはドングリを消費する。一度に食べきれない分はこっそりと埋めて隠しておくのだが、忘れ去られた実はそこで発芽し、新たな木となっていく。

 ところが、本書に拠ればドングリは人類の文明を食生活の面からも支えていたのではないか、という。

 アメリカ先住民は、民族ごとにそれぞれドングリを食べる方法を見出していたという。それを聞いた著者はドングリを食べてみる実験をしたところ、余りの味気の無さに驚いたというが、空腹になるまでの時間が尋常じゃなく長いことを驚きをもって報告している。そこから、人類史に深く刻まれているのは農業革命ではなくドングリ文明だったのではないか、との刺激的な仮説を展開するに至る。

 カシは食品になる以外にも多くの点で文明を支えてきた。木造建築の材料となり、暖を取るためのマキとなり、虫が宿ってできた瘤からはインクや染料を得、大航海時代には海軍力を支える船の材料ともなった。こうしたカシ利用形態にまで、広く調査の手を入れているので、本書はとても広い分野の事柄を扱うことになっている。

 建築方式や、木の利用の仕方、どういう木が利用に適していて、どうなれば利用できなくなるのか。どのようなライフサイクルを送っているのか、生息範囲はどうなっているのか。これらが一冊で纏めて読めるのはとてもメリットが大きい。

 狩猟採集文明と匹敵しうるドングリ文明があったとは、正直なところ私は思っていない。それは、世界の多くでドングリが食されていないことによる。著者は、その他の食料を確保できるようになったためにドングリ食からは離れたと想定しているようだが、ほとんど世界中で食文化から完全に一掃されてしまうというのは無理があるのではないか。(一部ではドングリ食が残っていることを著者は指摘しているが、その他の多くの地域で排除されたことの合理的な説明ができているようには思えなかった)

 それでも、カシがどれほど人類史に重要なものだったかを理解させてくれる点で、本書の価値はとても大きいと思う。歴史好きな方にはお勧めしたい。きっと、意外な話が見つかると思う。
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その他歴史 | 2011/03/27(日) 23:31 | Trackback:(0) | Comments:(0)

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