カレンダー
07 | 2017/08 | 09
- - 1 2 3 4 5
6 7 8 9 10 11 12
13 14 15 16 17 18 19
20 21 22 23 24 25 26
27 28 29 30 31 - -
プロフィール

Skywriter

Author:Skywriter
あまり一般受けしない本ばかりが好きと言う難儀な管理人です。
お勧めした本を面白いと思ってもらえると最高です。

BK1書評の鉄人31号。
鉄人


宣伝目的以外のあらゆるコメント、TBを歓迎します。

↓ランキングに参加しています。面白いと思ったら押してください。


にほんブログ村 本ブログへ


kids goo弾かれサイトですので閲覧はご注意を。頭が悪いのが伝染する恐れがあります。
notforkids.jpg

FC2カウンター
最近の記事
Tree-Arcive
カテゴリー
最近のコメント
最近のトラックバック
巡回先

にほんブログ村 本ブログへ



うちの子も元捨て犬です。今はすっかり我が家の一員。甘えるのは下手だけどとっても可愛い子です。

Skywriterさんの読書メーター

ブロとも申請フォーム
ブロとも一覧
ブログ内検索
RSSフィード
スポンサーサイト
上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

スポンサー広告 | --/--/--(--) --:-- | |

献本サイト レビュープラス

ランキングに参加しています。面白いと思ったら押してくださいませ。
(ランキングサイトが立ち上がります。不快でしたら無視して下さい)
にほんブログ村 本ブログへ

874冊目 よみがえる文字と呪術の帝国―古代殷周王朝の素顔
よみがえる文字と呪術の帝国―古代殷周王朝の素顔 (中公新書 (1593))よみがえる文字と呪術の帝国―古代殷周王朝の素顔 (中公新書 (1593))
(2001/06)
平〓 隆郎

商品詳細を見る


評価:☆☆☆


 中国古代の歴史を今に伝える歴史書、史記。黄帝に始まる神話時代、殷、周、春秋戦国、秦、そして前漢の武帝時代までの記録が纏められたこの史記は、登場人物の生き生きとした活動を感じさせてくれるため、歴史書でありながら読み物としてもとても面白い。

 ところが、この史記、少なからぬ矛盾を抱えていることでも知られている。とりわけ、古代における日付については、なんと1/3前後もが矛盾を孕んでいるという。

 なぜこれほどまでの矛盾が入り込んでしまったのか。司馬遷個人による編纂であるが故の、避けられない限界という見方も成り立つだろう。しかし、どうもそれだけではないようだ、ということを本書で確認できた。

 年代矛盾は、暦と密接な関連がある、というのが本書の主張である。まず、古代に月の満ち欠けという目に見えやすい現象を用いた、原始的な暦が作られた。それは時代の変遷に伴って徐々に改善されていった。

 それだけなら話は単純だった。ところが、後世の人々は、自分たちの改良された暦が古代から使われていたかのように勘違いをしてしまったのである。また、元号の扱い方も、新たな王が立ってすぐに改元するのか、新たな王が立って次の正月を迎えて改元するのか、その違いもあったようだ。

 これらの問題を整理することで、著者は日付の矛盾を解消することに成功する。その過程で用いた様々な史料により、史記では描かれなかった殷・周といった古代王朝の姿が蘇ってくるのが本書の最大の魅力だろう。

 青銅器の碑文や、従来史料価値が低いといわれてきた竹書紀年なども補強材料として用いているところも説得力を感じさせる。そこから浮かび上がるのは、漢字を中央が独占して呪術的な支配の道具としていたというもの。史記の世界とは随分異なる世界だ。

 従来と異なる姿を見せてくれたのが功績なのだが、一方で同業者への挑戦とも取れる文章が少なからず並ぶ。自分の意見を纏め、新たな論を提出するという点からは当然の営みかもしれないが、新書の読者のことを考えてのこととは、ちょっと思えない。面白さがやや削がれる形になってしまったように感じられ、少々残念だった。
関連記事
スポンサーサイト

中国史 | 2010/10/14(木) 22:07 | Trackback:(0) | Comments:(0)

献本サイト レビュープラス

ランキングに参加しています。面白いと思ったら押してくださいませ。
(ランキングサイトが立ち上がります。不快でしたら無視して下さい)
にほんブログ村 本ブログへ

コメントの投稿
管理者にだけ表示を許可する



上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。