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59冊目 少年の「罪と罰」論
少年の「罪と罰」論

宮崎 哲弥著 / 藤井 誠二著

春秋社 (2001.5)

\1,890

評価:☆☆☆☆


 少年による凶悪犯罪は激減している。少なくとも、1960年代と比較すると激減と言って良いであろう。しかし、激減する中で少年法は改正されたことは記憶に新しい。少年法改正の前後において旧少年法擁護派と改正派の間で激烈な論争が起こったものである。多くの人はそのような論争の詳細など目にも留めなかっただろう。ところが、これを眺めて見るとどちらもとんでもないことを言っていることが明らかになる。そんななかで、多くのデータと事件に基づいて冷静な対談がでた。それこそ本書である。

 まず、少年法改正のきっかけとなった”10台による凶悪犯罪の増加”が明らかに間違っていることを示す。しかし、一方では被害者がこれまで余りに軽視されてきたという事実があり、改正において被害者に対しても一筋の光明が当るようになったのは功績であろう。しかし、それは少年法の思想と合致するのであろうか。

 少年法の思想、などと改めて言われて見ると、実は良く分かっていないことに気付くはずである。少なくとも、少年法は少年を罪に問わずに構成させることを目的にした法、という理解では足りない。実は少年法には厳しい点もある。裁判においても不利な少なくない。少年の刑を厳しくするのであれば、少年にだけ不利な点は解消するべきなのかどうか、と言った点ではほとんど議論がされてこなかったことは残念で、そういう点にも触れている本書は少年法を語る上でとても貴重なものとなっている。

 少年法を取り巻く多くの事実や現状、理論について幅広く触れながら、対談特有の話題のズレを感じさせない優れたつくりにもなっている。これは対談する二人が二人とも少年犯罪の実情についても法律問題についても被害者感情についても加害者の置かれる状況についても深い知識を持っていることが大きいだろう。被害者のことしか考えたことが無い人と加害者の権利を守ろうとのみ人とではこうは行かないだろう。論争が噛み合わない理由はそこにある。

 対談でありながら話題がそれず、実に楽しめた。しかしながら、”脳が原因”を叩いているのはちょっと無理がある。脳が原因だったら子供のうちにスキャンして高リスク郡は隔離しろとでも言うのか、という論調であるが、それは違うだろう。統合失調症の患者は殺人を犯し易いデータがはっきりと示されているが、脳をスキャンしてうんぬんという話にはならない。データの取り方についての批判は正しいと思うが。また、メンタリティは教育によって変わることが無いという事実について余りに触れられていないのが気になる。そういった点を除けばもう満点に近いまとまりっぷりであろう。少年犯罪に興味があるなら必読であると言って良いと思う。
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ノンフィクション | 2005/04/19(火) 18:44 | Trackback:(0) | Comments:(0)

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