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864冊目 馬の世界史
馬の世界史 (講談社現代新書)馬の世界史 (講談社現代新書)
(2001/07)
本村 凌二

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評価:☆☆☆☆

 人間の歴史を左右した動物という意味では、馬を超えるものはいないかもしれない。ユーラシアの平原を、戦車や騎兵が駆け巡り、歴史は大きく動いてきた。

 ラムセス二世のエジプトがヒッタイトと衝突した戦いや、中国の春秋時代には戦車が活躍している。時代が下り、ハンニバル率いるカルタゴとローマのスキピオの戦いを頂点とするポエニ戦争では騎兵が戦争の帰趨を決するほどの活躍を見せた。

 それほど重要だからなのだろう。アレクサンドロス大王が愛馬に名づけたブケパロスや、項羽が跨った騅のように、名の残る馬も少なくない。

 本書はそんな馬が辿ってきた歴史を追いかけることで、結果として中国北方からヨーロッパにかけて広がっていた騎馬遊牧民の歴史を追うこととなっている。フン族や匈奴といった文字を持つ文明から恐れられた人々、そして、馬を手に入れて騎馬遊牧民と対抗した文明の興亡が実に面白かった。

 一箇所、ローマ人がフン族を見下して、「鞍の下においた腐りかけの肉を食う」などと書かれていたという記述は面白かった。これは『保存食品開発物語』に拠れば、馬の汗に含まれる塩分によって肉を腐らないようにさせていたというものであり、馬が哺乳類にしては珍しく汗をかくことを利用した賢明な方法なのだ。保存食が他の食生活を営む人々に理解されないのは今も昔も変わらないのだなあ。

 最終章の競馬となるとこれはもう私の興味から完全に外れてしまうので読まなかったが、競馬ファンはサラブレッドに至るまでの馬の歴史、という観点からも面白いのではないだろうか。

 洋の東西に広がる人々を扱うが故に、話題の広さが面白さを際立たせている。ポエニ戦争、汗血馬、といったキーワードに興味をひかれる方には是非お勧めしたい。


 ただ、アラブ馬を褒め称える中で、この純潔の故にアラブ馬にはことのほか優性遺伝の力が備わった(P.160)なんて書いちゃうのはどう見ても勇み足だよなあ。優性遺伝の意味間違ってるし。


関連書籍:
保存食品開発物語 (文春文庫)保存食品開発物語 (文春文庫)
(2001/11)
スー シェパード

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ウマ駆ける古代アジア (講談社選書メチエ)ウマ駆ける古代アジア (講談社選書メチエ)
(1994/03)
川又 正智

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その他歴史 | 2010/09/14(火) 23:01 | Trackback:(0) | Comments:(0)

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