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843冊目 完全版 摘出―つくられた癌
完全版 摘出―つくられた癌 (新風舎文庫)完全版 摘出―つくられた癌 (新風舎文庫)
(2006/12/05)
霧村 悠康

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評価:☆☆☆


 大学病院での乳癌の摘出手術の時、悲劇は起こった。こともあろうに、左右を取り違えて手術が行われ、癌が無い方の乳房が切除された。その後でミスに気付いたスタッフは、急遽本来手術を行うはずだった方の乳房への手術を続行。結局、手術を受けた女性は両方の乳房を失うことになってしまった。

 単純ミスによる、大きな失敗。それに直面した執刀医たちが選んだのは、事実を隠蔽することだった。手術中に、乳癌ではないと思われていた方の乳房にも癌が発見されたので追加で手術を行った、ということにしてしまったのである。

 単なる医療ミスを隠蔽する。それだけならば、酷い話ではあるが単純な話に過ぎない。しかし大学病院内での権力争いが絡むことで、事態は複雑怪奇な姿へ変貌していく。

 本書を特徴付けているのは、この権力争いによる複雑な争いが中心になっているところだろう。そもそもミスの全貌は最初から隠されること無く読者の目の前に晒されているので、そこではミステリになりえない。

 限られた椅子を巡っての熾烈な争いという、完全な政治劇というのがなんとも意外だった。


 ただ、本書において、このような単純な医療ミスは注意していれば防げる、という観点しか出てこなかったのはちょっと残念。以前に紹介した『新たな疫病「医療過誤」』では、足の切断手術で左右を取り違えたという実話が載っている。しかし、こちらの著者らは注意ミスのような個人の責任にのみ焦点を当てるようなことはしていない。失敗を防ぐシステムを構築しよう、としているのだ。

 人間はミスを犯す以上、ミスを犯さない努力を個人の裁量に委ねるのは得策ではないと思う。決してあってはならないことだからこそ、システム的にミスが起こりにくいようにしなければならないのではないか、と思った。
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推理小説 | 2010/07/27(火) 23:57 | Trackback:(0) | Comments:(0)

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