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777冊目 日本語のできない日本人
日本語のできない日本人 (中公新書ラクレ)日本語のできない日本人 (中公新書ラクレ)
(2002/03)
鈴木 義里

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評価:☆☆☆


 全く、最近の若者の言葉遣いはなっとらん。日本文化をなんと心得るのか。ああ、こんなことでは明るい未来なぞ想像すらできんぞ。とまあ、とかくおっさん連中は悲憤慷慨したがるわけです。メソポタミアの遺跡からも最近の若者の出来の悪さを嘆く文句が見つかるくらいだから、人類の歴史は進歩の歴史ではなくて退化の歴史なのだとも思いたくなる。

 その流れの一つに、最近の大学生は出来が悪い、というのがある。分数の計算が出来ないとかなんとか、騒ぎになっているのであるが、大衆に迎合して受験科目を減らせばそうなるのは当然なのですよ。おまけに、ほとんどの人が大学に入るようになれば、出来の悪いのも入学してくるわけで、そりゃあ平均は下がる。平均を下げていた私が言うのだから間違いない。

 ところが、最近の日本語は乱れているという認識は、おっさんのものだけではないらしい。本書によると、日本語の乱れは深刻であると思う若者が多いということで、これはなんとも不思議な話だ。

 著者はまず、高校生が書いた作文を提示する。これがまあ、実に酷い。ニュースで流れる「ほぼ断定した」なんて類のダメな表現を遥かに下回る文章が氾濫しているのである。

 そうなってしまう原因として、教育を受ける裾野が広がったため、集団の平均が下がった面があることを指摘した上で、国語教育の持つ問題点に光を当てている。

 私としては、平均が下がったことそのものに問題意識は持ってこなかったのだが、日本が将来、これまで以上に頭脳で世界と勝負するためにはそれではいけないのかな、という気になった。詰まるところ、広がった裾野の、その裾部分の平均を上げる必要があるということだ。

 指摘の通り、漢字の習得にばかり時間をかけるのは健全ではない。個人的に漢字が好きなのはあるが、複雑な漢字を書けることなどに注力するのではなく、文章力を向上させるべき、というのには完全に同意する。また、漢字は徐々に使用する数を減らす方向に持っていくというのも筋が通っている考えのように思った。

 ただ、著者は日本人が漢字の習得に多大な時間をかける一方で、アルファベットは少数の文字を覚えるだけで良いという比較をしているのには疑問を感じる。というのは、日本語は一文字一音の対応があるので、かなさえ理解すればどんな文章でも組み立てることができるが、アルファベット文化圏では単語全ての綴りを覚えなければならない。漢字が多いといっても、専門文献まで読みこなすのにたかだか数千字で済むだろうが、単語数千ではそれは困難だろう。どちらが苦が多いか、一概には言えないと思う所以である。

 私の意見としては、やはり実力別学級にして、構文の時点で置いていかれている生徒にはきちんと構文を使いこなせるよう教え、進んでいる生徒には複雑な漢字を含め高度な内容を教えれば良い。現実に存在するレベルの違いを、あたかも存在かのしないように一つのクラスで教えるのが無茶なのだ。あと、文学史なんてものを教えなければ良い。あんなの、所謂ところの文壇関係者以外に何の意味も無い戯言である。

 といった感じで、教育について考えさせられた一冊。
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ノンフィクション | 2010/01/31(日) 23:05 | Trackback:(0) | Comments:(0)

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