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761冊目 日本人はなぜキツネにだまされなくなったのか
日本人はなぜキツネにだまされなくなったのか (講談社現代新書)日本人はなぜキツネにだまされなくなったのか (講談社現代新書)
(2007/11/16)
内山 節

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評価:☆☆


 かつて、日本人はキツネやタヌキに騙されていた。昔話をめくればその手の話がひきもきらない。

 しかし、いつの頃からか、日本人はキツネに騙されなくなった、著者の研究によれば、それは1960年代を境にする、という。このあたりの年代で、日本人がキツネに騙されなくなる何かがあった、と著者は指摘する。

 一つは、学術的な問題。教育が行き届いたことにより、キツネに騙されるという考えが”啓蒙”されたのではないか、というもの。また一つは、照明などの完備によって闇が消えてしまった、というもの。これらは、誰でも考え付く理由だろう。著者はこれらに加えて、キツネの側からの理由、というものも考察しており、そこがなかなかに面白い。

 曰く、焼畑という森にとっても恵みの多い農法が行われなくなり、老獪なキツネが居なくなったため、というのだ。これは面白い。加えて、歴史に対する価値観という観点にも触れるなど、多様なアプローチを取っているのは評価できる。

 個人的に面白かったのは、日本人がキツネに化かされていたというのに、どうやら外国人は同じ空間で生活していてもキツネに化かされなかったという点。これは間違いなく、キツネに騙されるためには「キツネは騙すもの」という認識が無ければならないことを意味する。

 が、そこから広がりが無かったのがちょっと残念。

 文化人類学の世界では、呪いで人が死んだという報告がうんざりするほど存在する、という。力のある呪術師に呪いをかけられた、と信じることそのことが猛烈なストレスとなり、ために命を失ってしまう人がいる、というのだ。これはキリスト教圏の悪魔憑きも同じ。こちらは、偽司祭が適当なお払いをすると、セオリーどおりの展開で悪魔が落ちるという。

 こういった、キツネに限らない伝承の世界へ視野を広げたほうが面白い話も見えてくるだろうに、そこが無い。その代わりに、歴史的な価値観に話を持っていってしまっているため、どうしても説得力に欠けているように感じられてしまう。

 もう少し実証的な内容だったらもっと面白くなったのに、と思わずに居られなかった。
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神話・伝承 | 2009/12/21(月) 23:18 | Trackback:(0) | Comments:(0)

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