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727冊目 数学の遺伝子
数学する遺伝子―あなたが数を使いこなし、論理的に考えられるわけ数学する遺伝子―あなたが数を使いこなし、論理的に考えられるわけ
(2007/01)
キース デブリン

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評価:☆☆☆☆


 私の予感が正しければ、あなたは数学が苦手なはずだ。だから、きっとタイトルを見てぎょっとするだろう。数学遺伝子?そんなの、あるわけないじゃないか、と。

 しかし、数学の根本は、数を数えることだという。確かに、その程度であれば遺伝子を認めるに吝かではない気がする。本書の主張が説得力を持ってくるのはその先、乳幼児ですら数を数える能力を持つこと、脳の損傷によって数えられなくなる人が存在することなどの証拠が挙げられてからだ。

 数という抽象的なものを扱うことがなぜ遺伝で決まるのか。その謎を解くために、著者は言語学の世界へと読者を誘う。なぜか。それは、言語を操る能力は遺伝によるという証拠があるからだ。

 本書の魅力は、この数学する遺伝子と言語を操る遺伝子が、なぜ二つながらに人間に備わっているかについて、大胆な仮説を取り上げているところにある。すなわち、数学する能力と言語能力が、車の両輪の如くに、人間の脳を発達させたのではないか、というのだ。

 にわかには信じがたい主張かもしれない。しかし、豊富かつ興味深い事例を目の当たりにすると、数学する能力が人類進化の根底にあった、という刺激的な主張に肩入れしたくなってくる。

 また、個人としての成功を左右する因子に高等数学の履修歴があるというのも面白い。なんと、成績に関係なく、履修するだけで効果があるというのだ。著者は中傷的な思考を鍛えることによって、全般的な能力が上がるのだろうと推測している。これもなんとも面白いではないか。

 数式はほとんど出てこないので、数学が嫌いな方も安心して読めると思う。ただ、数学を知りたいという方よりも、人類進化の過程で何が起こったのかに興味がある方の方が、本書を楽しく読むことができるだろう。

 脳の進化についてはなかなか証拠が残らないため、本書の内容が絶対的に正しいかどうかはわからない。それでも、とても魅力的な仮説を提供してくれていると思う。
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数学 | 2009/10/08(木) 23:55 | Trackback:(0) | Comments:(0)

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