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726冊目 神の棄てた裸体―イスラームの夜を歩く
神の棄てた裸体―イスラームの夜を歩く神の棄てた裸体―イスラームの夜を歩く
(2007/09)
石井 光太

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評価:☆☆☆☆☆


 人間は余りに多様だと思う。趣味や信条は人それぞれ異なるし、世界の認識の仕方も違う。おかげで個性豊かな集団が保たれている。

 生が複雑であるように、性もまた複雑である。欲求が多い人も居れば、少ない人も居る。同性に惹かれる人も居れば、大勢の異性を必要とする者も居る。だが、そこに一つのルールを持ち込んで、ルールから外れた者を容赦なく排除しようとしたらどうなるだろうか。それが、本書で描かれている世界である。

 例えば娼婦。例えば、僅かな日銭を稼ぐために体を売る子供たち。あるいは、同性愛者。彼らは望んでそうした生き方をしているわけではない。已むに已まれぬ理由があってそうしている。

 しかし、彼ら・彼女らを待ち受けているのは過酷な現実である。

 性器を破壊された過去がありながら、それでもどうしても男性と一緒に居たくてたまらない女性。早くに親と死に別れ、路上生活をしながら時に体を売る子供たち。この子たちは、セックスの間だけは大人と触れ合うことができるから、それを厭うことをしない。

 どの話も、胸の奥深く、感情の宿るところを鷲掴みにしてくる。抑圧された性の世界の現実は、余りに重い。

 著者はこの取材の狙いを、こう記す。

 どんな社会にだって娼婦はいるだろうし、オカマもいるだろう。一日中、手淫ばかりしている物乞いだっているはずだ。もちろん、男を支配して喜ぶ女だっているに違いない。そうしたことを一つずつたしかめていくことによって、これまで目を向けられなかったイスラームの別の側面を浮き彫りにしたいと思ったのである。
(P.2)


 著者がイスラームの世界で何に巡り会ったか。ちょっとでも興味をもたれた方は是非本書を取って欲しい。メディアが報じる画一的な世界ではない、生きたイスラームの社会が目の前に現れてくると思う。

 事実によって読む者を圧倒する、ノンフィクションにおける文句なしの傑作である。見知らぬ世界を垣間見せてくれたことだけではなく、メディアとは違う世界をしっかりと見せてくれたことに深く感謝したい。


 著者のサイトへリンクを貼っておきます。興味をもたれた方は是非どうぞ。石井光太公式ウェブサイト【コウタイズム】
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ノンフィクション | 2009/10/05(月) 23:58 | Trackback:(0) | Comments:(0)

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