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712冊目 死体が語る歴史
死体が語る歴史死体が語る歴史
(2008/09/12)
フィリップ・シャルリエ

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評価:☆☆☆☆


 死体は情報の宝庫である。犯罪捜査や推理小説では犯人を突き止めるのに必須であり、死体から死因を探る法医学という一分野があることなど、ノンフィクションや推理小説を読まれる方はよくご存知だろう。

 しかし、死体が教えてくれる情報はそれだけではない。筋肉の特異な付き方から、生前の職業が分かることがある。胃の内容物からは食生活や気候について、副葬品から衣装や文明についての貴重な知識を与えられる場合もある。果ては、法医学の知見を活かし、歴史の奥で行われた犯罪が暴かれることすらあるのだ。

 本書は死体から得られた情報にはどのようなものがあるのか、それによって何が分かるのかを解き明かす、異色の歴史書である。

 シャルル七世の愛妾アニェス・ソレルの急死の裏には何があったのか。フランス国王の心臓の行方。ローマの生贄や古代エジプトの死者たち。東欧における吸血鬼伝説やミイラが万能薬として使われた事実・・・・・・

 これら死体を通してのエピソードは、人がその終焉において避けることのできない死というものをどう捉えてきたか、近親者あるいは敵対者の死をどう社会的に受容してきたかを雄弁に語っている。死体から発せられる無言の言葉を翻訳してくれるのが、考古学者であり、古病理学者なのだ。

 古代の人々の暮らしと、死について意外な視点を多く与えてくれるのが本書の魅力であろう。死者の復活という恐怖、あるいは生きながらにして埋葬されてしまう恐怖。これらは今の人間をも捉えて離さない、根源的なものではなかろうか。本書から、歴史書には現れない、素朴な感情が透けて見えるのも特筆しておきたい。

 また、話がヨーロッパに限定されているわけでもないのも本書の魅力を高めているだろう。エジプトや南米、南アジアといった地域についても章が割かれているので、世界の人々がどのような暮らしをしていたか考えるヒントになる。

 古病理学の魅力を感じさせてくれる、そんな一冊だった。


関連書籍

5000年前の男―解明された凍結ミイラの謎 (文春文庫)5000年前の男―解明された凍結ミイラの謎 (文春文庫)
(1998/01)
コンラート シュピンドラー

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ノンフィクション | 2009/09/03(木) 23:59 | Trackback:(0) | Comments:(0)

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