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663冊目 心理学への異議―誰による、誰のための研究か
心理学への異議―誰による、誰のための研究か (心理学エレメンタルズ)心理学への異議―誰による、誰のための研究か (心理学エレメンタルズ)
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 有名な心理学上の実験というのがある。例えば人間は権威に従いやすいものだということを示したミルグラム実験。これはホロコーストで大きな役割を果たしたアイヒマンが、実は何処にでも居るような平凡な人物に過ぎなかったことを説明するのに使われる。あるいは社会的立場の強者と弱者の間に虐待が頻繁に発生することを示したスタンフォード監獄実験というようなものもある。

 これらの実験結果が、人間のある一面について説明していることはまず間違いないだろう。だからこそ、多くの人々が実験結果を受け入れているのだ。

 ところが、実験結果は国によって随分異なる、と聞けば意外ではなかろうか。心理学という学問を行う主体である科学者自身が、心理的なトラップに囚われている。研究者がアメリカに集中しているので、心理学が語る真実なるものはアメリカ人にとっての真実、ということにもなりかねない、と著者は指摘する。その証拠として挙げているのが論文の引用なのだが、アメリカ人の学者は引用する際にも他のアメリカ人の研究を引用し、イギリス人の学者はやはり他のイギリス人の研究を引用する。

 心理学の本を読んでいても触れられることの少ない、この事実は重要だろう。心理学は文系学問の中では比較的学術的な分野ではあるが、それでもこういった限界を抱えているというのは示唆に富んでいる。心理学に興味があり、研究成果を追いかけたい、という方はこの点に注意をしていかなければならないだろう。貴重な視点を与えてくれたことに感謝したい。
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医学・脳・精神・心理 | 2009/05/31(日) 16:45 | Trackback:(0) | Comments:(0)

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