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650冊目 ナイルの海戦―ナポレオンとネルソン
ナイルの海戦―ナポレオンとネルソンナイルの海戦―ナポレオンとネルソン
(2000/05)
ローラ フォアマンエレン・ブルー フィリップス

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評価:☆☆☆☆☆


 ヨーロッパ全域を手中に収めることにほぼ成功したナポレオンの、その野望を打ち砕いたのはイギリスであった。ナポレオンの没落を決定付けたロシア戦役すら、大陸封鎖に絡むイギリスとの争いが根底にあったのだから当然だろう。

 ナポレオンが破滅したワーテルローの戦いで、イギリス軍を率いたのはウェリントンだが、敗北に至るまでの歴史を振り返ってみればナポレオン最大の敵はネルソンだった。

 そもそも、海戦に負けイギリスを征服できなくなった代わりにヨーロッパから締め出そうとしたのが大陸封鎖で、これに応じなかったロシアを攻めて大敗を喫したのがロシア戦役である。フランス海軍がイギリス海軍を打ち破っていれば、歴史は全く違った動きをしていたのは間違いない。

 本書はそのナポレオンの野望を打ち破った男、ネルソンに光を当てている。しかも、英仏間の争いの最終局面的な戦いであり、ネルソンが戦死することになるトラファルガー海戦ではなく、ナイルの海戦に着目している点で極めて珍しい立場の本ではなかろうか。

 なぜこのような本が生まれ得たのか。それは、考古学的な発見が背後にある。ナイル海戦で沈んだ軍艦が海底で発見され、遺物の少なからずが引き揚げられた。本書はそれを枕に、歴史に残るナイル海戦の模様を描き出している。

 面白いのはナポレオンとネルソンの性格の対照さかげんだろう。身勝手で、自分のことしか考えていないようなナポレオンと、国の名誉のために戦うネルソン。その性格の違いがナイルの戦いが始まるまでの両軍の振る舞いに現れている。それが勝敗を分けたことも。

 戦闘シーンの描写は圧巻。両海軍がどのように動き、戦闘の帰趨がなぜ決まったのかを克明に描き出している。ネルソンの大胆さ、熱狂さに迫力を感じてしまうのは私だけではあるまい。

 ナイルの海戦後、ナポレオンの描写はどんどん少なくなり、トラファルガーまでネルソンの人生を追うようになってくる。この類稀な名将がいかにしてナポレオンを破滅させたか、ヨーロッパの歴史や近代史に興味がある方は好奇心をくすぐられながら読むことができるのではなかろうか。歴史としても人物評伝としても面白く、満足のいく一冊だった。
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その他歴史 | 2009/05/05(火) 23:53 | Trackback:(0) | Comments:(0)

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