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629 & 630 & 631 & 632冊目 イリヤの空、UFOの夏 1~4
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評価:☆☆☆☆


 ボーイ・ミーツ・ガールもののライトノベル。本書の存在を知ったのはbook diaryから。このブログにお越し頂いている方のようで、ひょっとしたら私が紹介している本を一番読んでくれている方かも知れない。(私に本を押し付けられる借りている友人たちを除く)


 戦争の噂に怯える世界ではあるが、学生は学生なりに事由に楽しむものである。園原地区には巨大な基地があるのだが、ここでは少なからぬUFOの目撃談がある。主人公の浅羽は新聞部部長、水前寺に夏休み中UFO調査に借り出されてしまう。最終日、こっそり学校のプールに忍び込んだ浅羽は、そこで一人の少女と出会う―――。

 園原で目撃されるUFOは何なのか。そして少女の正体は。物語はコミカルな前半で伏線を貼り、後半シリアスになってきたときに回収する方法を採っている。ときどきご都合主義的な話が混じるのはご愛嬌。UFO話なので、アダムスキーだとかロズウェルだとか、そういったロクでも無い単語を知っていれば更に楽しいのは間違いない。

 いかにもラノベらしい軽妙な会話は楽しいし、主人公の14歳という年齢も上手く表現できている。中学生ならではの行動の制約や青さが懐かしい。などというとおっさんみたいだが、おっさんなので諦めて欲しい。

 一巻を読む途中で、いやはや凄い登場人物を作りおったと感嘆した。誰かというと、脇役のはずの水前寺邦博である。眉目秀麗、頭脳明晰(偏差値81)、スポーツ万能(100mを11秒台で走る)、と来れば腹立たしいヤツになるはずなのに、その優秀な頭脳を悉く下らないことに使っている。おまけに、彼には不撓不屈の精神と無敵の行動力まで付いているのだ。

 小説世界の謎を明かすためのご都合主義的キャラと言ってしまえばそれまでなのだけど、とにかく水前寺が現れるシーンでは完全に彼が主人公である。こういう、才能を無駄にしているようなキャラ好きだなあ。

 主人公とヒロインより脇役のキャラが立っているというのもちょっとアレだけど、楽しめるから文句は言わない。


 以下、ネタバレあるので気になる人は続きをどうぞ。

 荒削りな点が散見されるのが気になると言えば気になる。特に、なぜ宇宙人と戦えるのが伊里谷たち5人だけなのかが明らかにされていないのは作品にかなりのダメージを与えている。また、事実上ほとんど全ての重要情報が隠されているのはかなりの無理がある。戦争していることすら国民に知らせないというのは、あらゆる意味で想定できない。世界の構築が甘いと言われても仕方が無いと思う。

 ラストシーンも、伊里谷の死が前提とされているのは疑問だ。幕引きとしてはそれが一番美しいのかもしれないけれども、それが著者の”世界の作り方”に疑問を抱かせるようではダメだと思う。

 それでも伊里谷の精神が壊れてしまい過去に退行する様や、それが主人公に決定的な影響を与えるところなどは高く評価できる。全体としては楽しく読めたし出会いを感謝したい。
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SF・ファンタジー | 2009/04/08(水) 23:41 | Trackback:(0) | Comments:(4)

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何というか、意外ですね~
skywriterさんが読まれる本という印象がないので。
評価としては、仰る様にすごく尖っている部分が多いけど、それゆえに楽しめる部分が多いと思います。あと、思春期独特の青臭さとかも、正しい意味でライトノベルらしい作品だったと思います。それを当時はまだ三十路前だったおっさん予備軍の私がニヤニヤしながら読んでいたりしたわけですよ(^^;
そういう意味では、実は終盤までは浅羽よりもむしろ、榎本や椎名に感情移入することが多かったかも知れません。

サブタイトルの「UFOの夏」も、恐らくは「ロケットの夏」(ブラッドベリ)からとってきているのでしょうが、いろいろと海外のSF作品を要素に取り入れているんでしょうね~
あと、同じく秋山氏の作品には猫を主人公にした「猫の地球儀」シリーズがあるのですが・・・
個人的には「イリヤ」よりもそちらが好きなのですが、知り合いの間ではことごとく不評を買ってしまいました(-_-;
2009/04/10 金 02:08:24 | URL | オジオン #-編集
>意外

私の場合、面白そうであればなんでも良いんですよね^^;
その上でノンフィクションとか歴史とか科学が面白いというだけで。

今後もそういう期待というか予測(?)を裏切るブログでありたいと思います。
(それが”無秩序~”というタイトルの起源になったのですよ)


>思春期独特の青臭さ

オジオンさんは私とほぼ同じ歳ですから、当時のオジオンさんより圧倒的に年をとった私がニヤニヤと読んでいるわけでアレですね(笑)
でも、青臭さをリアルに出しているのはださないのより遥かに自然で、人間味を感じさせます。

正直、あの喧嘩別れのシーンはやりすぎかと思いましたが・・・^^;


>感情移入

いやー、水前寺のキャラにはやられました。
有能な変人、というのがどうやら好きみたいです。
ご都合主義キャラなのは分っていても、あのバイタリティは素敵すぎです。
彼がいなければ作品の魅力は半減していたことでしょう(言いすぎ)


>海外のSF作品

タイトルは仰る通りの起源があると思いました。
ただ、SFというにはSF的な理屈っぽさが欠けている、というのは否めないでしょう。

世界観の深さが出されずじまいだった、という印象があります。
そこに私としては不満を感じずには居られません。

創作された世界の全てを詳細に説明されるとそれまた興醒めなので難しいところではあると思いますが・・・


>「猫の地球儀」シリーズ

機会があれば手を出してみようと思います。
感想UPされる日があれば、またコメント頂ければ嬉しく思います。

他にもなにか面白い本があったら教えてくださいませ。
2009/04/10 金 23:22:58 | URL | Skywriter #-編集

こんばんは。book diaryのマリです。
驚いてひっくり返りましたが、楽しんでいただけたようで嬉しいです。
四巻で逃避行しながらもイリヤにイラつき、疲れ、結局諦めざるを得なかった浅羽に感情移入して読んだので、何ともやるせない気分になった……気がします。随分前に読んだので記憶がおぼろげですが(笑)

>事実上ほとんど全ての重要情報が隠されている
そうなんですよね、からくりは分からないまま終わるんですよね。ただ私はSFなどを読むと「ちゃんと示されているのに理解できない」場合が結構あるので、そこらへんは流してしまう癖がついてます。
ウィキペディアによると、セカイ系は社会との接点をふっ飛ばす傾向があるとのことなので、そういう背景はあえて書いていないのかも。二人さえクローズアップすればいいというか。

最後になりましたがいつもノンフィクション(特に科学)を選ぶ際の参考にさせていただいてます。
サイモン・シンや『広い宇宙に地球人しか見当たらない50の理由』あたりは私も大好きで、こういうのが好きな方が高い評価を下している本なら私もきっと楽しめるだろうと。『深海のパイロット』や『脳は眠らない』は年間ベストテン記事を見て読んだのですが、本当にわくわくしました。
これからもお世話になります。
2009/04/12 日 00:15:18 | URL | マリ #JalddpaA編集
一度、マリさんのところでご挨拶申し上げましたが、こちらにコメントを頂くのは初めてですね。
小説はあまり読まないので、是非いろいろ教えてくださいませ。


>浅羽に感情移入

浅羽の心の動きは丁寧に書かれていたように思いました。
喧嘩のシーンはやりすぎと思いましたが、それ以外は素晴らしい出来です。

一個の人間をきちんと作り出すという意味では榎本が一番完成度高いかもしれません。


>背景はあえて書いていないのかも

それはご指摘の通りかも知れません。
私は、小説とは一つの世界を作り出すことだと思っておりますので、世界を語らないままというのにちょっと不満はあります。
理屈っぽさが足りないというか・・・(笑)

それでも作品自体はとても楽しく読めたので良しとします。


記事を拝見していると、うちを参考にして頂いているのだなと思うことがあります。
そういったときこそ、ブログを続けていることを嬉しく思える瞬間です。
また遊びにいらして頂ければ幸いです。
2009/04/13 月 23:19:40 | URL | Skywriter #-編集
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