カレンダー
07 | 2017/08 | 09
- - 1 2 3 4 5
6 7 8 9 10 11 12
13 14 15 16 17 18 19
20 21 22 23 24 25 26
27 28 29 30 31 - -
プロフィール

Skywriter

Author:Skywriter
あまり一般受けしない本ばかりが好きと言う難儀な管理人です。
お勧めした本を面白いと思ってもらえると最高です。

BK1書評の鉄人31号。
鉄人


宣伝目的以外のあらゆるコメント、TBを歓迎します。

↓ランキングに参加しています。面白いと思ったら押してください。


にほんブログ村 本ブログへ


kids goo弾かれサイトですので閲覧はご注意を。頭が悪いのが伝染する恐れがあります。
notforkids.jpg

FC2カウンター
最近の記事
Tree-Arcive
カテゴリー
最近のコメント
最近のトラックバック
巡回先

にほんブログ村 本ブログへ



うちの子も元捨て犬です。今はすっかり我が家の一員。甘えるのは下手だけどとっても可愛い子です。

Skywriterさんの読書メーター

ブロとも申請フォーム
ブロとも一覧
ブログ内検索
RSSフィード
スポンサーサイト
上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

スポンサー広告 | --/--/--(--) --:-- | |

献本サイト レビュープラス

ランキングに参加しています。面白いと思ったら押してくださいませ。
(ランキングサイトが立ち上がります。不快でしたら無視して下さい)
にほんブログ村 本ブログへ

152冊目 収容所群島 2
収容所群島 2

アレクサンドル・ソルジェニーツィン〔著〕 / 木村 浩訳

新潮社 (1976)

\1,029

評価:☆☆☆

 2巻で犠牲になるのは教会関係者や技術者たち。

 教会は飢饉にあたり、政府の没収を認めなかった。神のものを強引に奪うのは罪に当たるとしたのだ。その代わり、彼らは自分たちの財産を自分たち自身の手で寄付しようとした。しかし、それは認められなかった。反対したものには銃殺、あるいは10年の懲役が待ち構えていた。

 しかし、飢饉をもたらしたのはレーニンが主導した、農業テクノクラート抹殺である。それなのに決して党主導部はその責任を取らない。もちろん、何事にも例外はある。失脚した人々だ。彼らは帝政ロシア時代の、なまぬるい監獄生活(監守は囚人を丁寧に扱い、散歩や文通の自由は認め、食料は質量ともに高水準のものを与えていた)とは比較にならない過酷な状況に置かれる。

 技術者たちには、ソヴィエト政府が現実を無視して立てた計画をクリアしなければ流刑や(やっぱり)10年の懲役が待ち構えていた。無茶な要求を叶えられないのは反ソヴィエト、反共産主義だというのだ。

 かくして群島へ向かう人々の群れができる。独房に30人以上を収容し、寝るスペースも無い。数少ない持ち物は、たちどころに奪われ、食料すらピンはねされる。様々な理由で死んでいく仲間たち。しかし、その死は決して明らかにされない。

 帝政ロシア時代にも、確かに目を覆うべき現実はあっただろう。しかし、革命後のソ連と比べるとどうだろうか。皇帝の暗殺未遂犯ですら釈放された帝政ロシア時代と、自分の農地ではない土地の、わずかな草を牛のために刈り取って死刑になるソ連と、どちらがまともな社会なのだろうか。

 ソ連に現出した地獄とはこのようなものだった。時に皮肉を交えながら、ソルジェニーツィンは自分も体験した異常な世界を描き出す。数千万人が体験した世界を異常と呼ぶべきかは議論の余地がある。なにせ、それはソ連の日常だったのだから。

 共産主義のもたらす、破滅的な世界を克明に描き出している。冷酷で恐ろしい世界。そこでは誰もが密告者で、法治国家なら罪になることも無いような些細なことが、容易に死をもたらす社会。それが共産主義が支配した国々での現実だった。

 我々もこのような貴重な記録を読み、歴史を学びたいものである。
関連記事
スポンサーサイト

その他歴史 | 2006/06/25(日) 20:50 | Trackback:(0) | Comments:(0)

献本サイト レビュープラス

ランキングに参加しています。面白いと思ったら押してくださいませ。
(ランキングサイトが立ち上がります。不快でしたら無視して下さい)
にほんブログ村 本ブログへ

コメントの投稿
管理者にだけ表示を許可する



上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。