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624冊目 死因不明社会
死因不明社会 (ブルーバックス 1578)死因不明社会 (ブルーバックス 1578)
(2007/11/21)
海堂 尊

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評価:☆☆☆☆


 著者名に見覚えがある方も多いのではないか。『チーム・バチスタの栄光』で一躍脚光を浴びた、小説家と医師の二足の草鞋を履く

 死因不明社会。その何が問題なのか。

 その前提条件として、日本のお粗末な検死状況がある。検死が行われているのはわずか2%。残りの98%は外見だけで処理されている。入院中や事故後のように、死の状況が分り易い事例が98%、というならまだ良いかもしれない。しかし、そうではない。本来ならば監察医が死因を確認しなければならないような事例まで解剖されずに外見の所見にのみ基づいて死亡診断書が出されるのが現実という。

 しかし、それでは犯罪の恐れのある遺体すら十分に検査されないままである。ということは、殺人や事故の犠牲になってしまった方が、原因を見過ごされたまま葬られてしまうということだ。また、事件性が無い場合であったとしても、医学の進歩にはきちんとした検査が必要だ、と指摘する。

 考えてみれば当たり前の話で、色々と治療をやりました。でも患者は亡くなりました。では治療の効果はどうだったのか。それが分らないなら治療に関する情報が増えないではないか。

 解剖すれば、このあたりのことは解決できることも多い。しかし、解剖には抵抗のある遺族も多いだろう。私だって、親族が亡くなって意気消沈している真っ最中に「解剖させてください」と言われてしまえば素直に頷くかどうか、はなはだ疑問である。

 そこで新たに提案されるのがオートプシー・イメージング(Ai)。まず遺体のCTやらなにやらで画像診断する。そこで解剖が必要となれば従来どおり遺族にその旨を説明する。こうすることで事故を見逃すリスクを下げられるし、おまけに画像診断は遺体を傷つけないため遺族への説得も容易だ。臨床医と解剖医の共通知見を作り出すこともできる。良い事ずくめではないか。

 利の多いであろう取り組みであるAiについて様々な角度から詳しく述べているので、読者としても著者の主張に共感できるようになるのが魅力だろう。今後の展開に興味が持てる。

 ただ、死因が不明のまま葬られることが多数ある現状がそのまま続いたとしても、著者の主張するような犯罪多発には結びつきにくいだろう。犯罪が増加しているような表現をしているところが気になった。犯罪者の多数がやたらと賢くなって証拠が出にくいようにしているというなら著者が正しいかもしれない。だが、恐らくそうではないだろう。相変わらず死体は証拠の宝庫であり、多くの事件は犯人が明らかにされている。それでもAiがなければ埋もれてしまうであろう事件の解決に繋がるのは大きなメリットなのは間違い無いと思う。

 また、本書を読むことでAiを取り入れているという著者の小説にも興味が沸いた、いずれ手にしてみようと思う。
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医学・脳・精神・心理 | 2009/03/28(土) 21:26 | Trackback:(0) | Comments:(0)

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