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612冊目 ボーダーライン
ボーダーライン (集英社文庫)ボーダーライン (集英社文庫)
(2002/06)
真保 裕一

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評価:☆☆☆☆


 かなり科学的な色彩の濃いハードボイルド。

 科学の世界では昔から氏か育ちか論争というのがあって、人間の性格は遺伝で決まるのか、環境で決まるのか、激しい論争が行われてきた。いまでは、正解は中間辺りにあり、遺伝要因もあるし環境要因もある、ということになっている。

 では犯罪傾向はどうか。暴力犯罪のほとんどは男が犯人の時点で遺伝の影響は否定できないと思うのだけれど、それでもこれにはいろいろとタブーがある。本書はここに切り込んでいる。生まれながらの犯罪者はいるのだろうか。いるとしたら、どう付き合えば良いのだろうか。

 物語は、アメリカで私立探偵を営む日本人が主人公。主に異国でトラブルに巻き込まれた同胞を相手にしている。その彼の元にやってきたのが、ある男を捜して欲しいという依頼。その男を探し当てた主人公は、当の相手から銃撃を受けることになる。とびきりの笑顔を浮かべた男から。

 なぜ銃撃を受けなければならないのか。それを、男の生い立ちという個人史的立場からと、主人公を取り巻く不条理な事件との両面から迫りつつ、犯罪にも生まれか育ちかが問題になるかと問いかけている意欲作である。

 考えてみれば、ヘンリー・リー・ルーカスやらテッド・バンディやらマリリン・マンソンといった常人には理解の及ばない犯罪者が少なからず存在するわけで、彼らと共生することができるかは大きな問題になってくるのではないか。

 理解のできない犯罪者を上手く描き出すことで、社会問題への取り組みに一石を投じることに成功していると思う。

 加えて、特筆すべきはそのマニアックなまでの細部の書き込み。舞台が外国でありながら、情景が目に浮かぶ様は本当に見事の一言に尽きる。ハードボイルド好きには文句なしにお勧めできる作品。
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推理小説 | 2009/03/05(木) 22:29 | Trackback:(0) | Comments:(0)

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