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607冊目 日本史の誕生―千三百年前の外圧が日本を作った
日本史の誕生―千三百年前の外圧が日本を作った (ちくま文庫)日本史の誕生―千三百年前の外圧が日本を作った (ちくま文庫)
(2008/06/10)
岡田 英弘

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評価:☆☆☆☆


 実に刺激的な本である。

 日本史が始まったのは何時からか。三国志の魏志、烏丸・鮮卑・東夷伝にある倭人の条に記される邪馬台国という人もいるだろうし、いや、神武天皇からだという人もいるだろう。しかし、著者は明快に日本の建国は668年だと説く。

 ではそれ以前の日本はなんだったのか。それまた著者の答えは明確で、チャイナタウンが点在していたとするのである。唖然とする人も多いのではないか。668年建国となると卑弥呼や聖徳太子は一体どうなるのか。

 読者を驚かせておいて、著者は史料の位置づけから話を始める。

 有名な邪馬台国論争。あれはそもそも東夷伝に拠れば日本の形や方角が全く事実に合わないことに端を発する。だから、ある者は距離を間違えているといい、またある者は方角を間違えているというのである。しかし、著者はその立場は両方とも間違いだ、とする。となると、答えはどこにあるのか。著者は、三国志成立の政治状況が陳寿の筆を曲げさせ、邪馬台国をありもしない超大国に描かせたのだ、と指摘する。

 驚くようなシナリオだが、論におかしなところはなく、政治的な配慮が史書に顔を出すという現実を飲み込まざるを得なくなる。そして、同じようにばっさりと日本の歴史書も斬るのが痛快。古事記と日本書紀がどれほど実際の歴史と離れているかを明らかにしてしまうのだ。

 考えてみれば、昔の人々が現在の我々が歴史に対峙するのと同じ姿勢だったとする方が無理があり、そこには歴史書が書かれた当時の政治や社会的な背景があったのは当然だろう。真実を覆い隠すベールが剥がれたとき、そこには驚くべき姿が立ち現れてくる。知的好奇心を刺激する本である。

 本書には驚き、呆れ、つい反発したくなることが山ほどある。しかし、反発を超えて冷静に考えれば新たな世界が拓けてくる。それを楽しめる人は是非本書を手にとって見て欲しい。日本史の成立について新たな世界が広がるだろうから。

 ただ、いろいろな所で発表した文章を寄せ集めたため、重複が多く、読む勢いが削がれてしまうのが勿体無い。
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その他歴史 | 2009/02/25(水) 22:08 | Trackback:(0) | Comments:(0)

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