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588冊目 塀の中の懲りない面々
塀の中の懲りない面々 (新風舎文庫)塀の中の懲りない面々 (新風舎文庫)
(2004/04)
安部 譲二

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評価:☆☆☆☆


 塀の中の人々、つまりは懲役囚たちの生きる姿というのは中々知ることができない。それでも懲役の姿を知ろうとすれば手は2つある。刑務官になるか、自らが懲役囚になるか、だ。前者にはならなかったし、後者にはなりたくない。そんな人は、間接的に知るしかない。そのためには、本書がとても役に立つだろう。

 と言っても、本書はベストセラーである。今更ここで紹介するまでも無いのではあるが、簡単に紹介すると、著者は元ヤクザであり、職業柄(?)何度も刑務所生活を送っている。重犯が送られるのは府中刑務所。初犯やら死刑囚やらのいない、何度塀の外に出てもすぐにまた塀の中に入ってくる、そんな人々が集まるところだ。

 なんと再犯者の再犯率は80%にも上るとのことで、平和を願う市民としてはスリーストライク法を一刻も早く成立させ、こういった人々が二度と市民に迷惑をかけないようにして欲しいと願わずにはいられない。でも温情判決とやらをばら撒いて自分の人権意識に酔う裁判官が大量に居るものだから、彼らはすぐに娑婆に出てきて、また犯罪を犯して収監される。遣り切れないのは被害者だ。人権派だかなんだか知らないが、こういった裁判官と弁護士の犠牲者を、奴らは見ないから。

 それは兎も角、貴重な証言は連合赤軍の幹部・城崎勉に関するものだろう。日本赤軍によるダッカ事件後、超法規的措置として出獄、カネをせしめて外国へと革命闘争に出てしまうこの男は、どうやら府中刑務所内において日本赤軍の作戦が近いことを知っていたようである。どのような情報経路があったのか、とても興味が沸くでは無いか。

 彼を始め、オカマの受刑囚やらなにやら、著者が面白いと思った記録を集めているものだから、殺伐とした雰囲気が余り無いのが印象的だ。勿論、荒くれ者が集まっていたのだから穏やかな雰囲気であったわけは無いのだが・・・・・・

 また、囚人から見た場合の、看守による懲役囚達の把握術が、まるで冷酷な刑のように書かれているのも面白い。立場が変われば感じ方も変わるのだから当然だけど、縁の無い人間にはこういう視点も考えられないもの。こんな濃い世界が確かにあるのだと思わされる。

 ただ、できればそのような世界には一生足を踏み入れたくないものである。
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ノンフィクション | 2009/01/23(金) 23:52 | Trackback:(0) | Comments:(0)

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