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大三国志展に行ってきました
 東京富士美術館にて開催中の、大三国志展に行ってきました。ヲタですから。なお、ここは世界各地で危険なカルトとして公式に認められている創価学会の系統なのがとてもとても気にかかる。すみません、カルトの資金源を与えてきてしまいました。

 こうした葛藤と戦いつつ入館。すると、特設展の入り口にはしっかりと創価学会の来歴が紹介されていて萎える。その前に立っている人たちは間違いなく全員カルト信者だと思うと背筋を冷たいものが走るのは事実である。

 この宗教が最大の支持者を持つ政党と野合的に結びつき、マスコミ界まで牛耳っているのは異常だ。学会批判ができないことは既に鶴のタブーとして広く知られている。興味がある方は是非フランス国営放送の『創価学会――21世紀のカルト』を見て欲しい。




 気を取り直して、内容を。

 展示はおよそ半々に分けられる。前半が、三国志を後世の人々がどう表現してきたかで、後半は三国時代の文物の紹介である。私としては、後半のものを期待していたのでちょっとがっかりした。

 コーエーなどの三国志の表紙、確かに美しい絵だとは思うけど、なにもここで見る必要は無いんだよな、と思いながらスタート。なんというか、余りに西洋チックな表現でそぐわない。まあ、昔の中国の絵で美人と言われても美人に見えないのはちょっとアレとは思う。

 そこを越えると、出るわ出るわ、諸葛亮への篤い思い(笑)。名高い三顧の礼や五丈原での陣没など、描かれる場面の多くが諸葛亮がらみ。あとは趙雲が劉備の子を守って単騎敵中を駆ける勇姿。蜀の人気は高いとつくづく実感。そういう自分も好きなんだけどね。

 美周朗(美しい周の殿様)と言われた周喩がちっとも格好良くないのにニヤニヤし、赤壁古戦場跡の、でっかく書かれた赤壁の文字よりもこんな崖っぷちじゃあ火刑はできないから実は戦場はここじゃなかった説は正しいのは間違いなさそうとか、場違いっぽい感慨が多い。この辺りはあくまで、人々がどういうイメージを抱いてきたか、だから文句は言わない。


 注目の後半は、武器の展示から始まる。1m余りの剣や、中国で発達した戟や矛や弩といった武具、金印、貨幣と見るべきものが多い。貨幣に関して言えば、銅の産地であった蜀がやはり優れいていたので出土も多く、嬉しい。やはり注目は呉の武将、朱然の墓からの出土品。名刺や食器など、往時を偲ばせるものがあり、想像ばかりが逞しく膨らんだ。

 特筆すべきは、なんといっても魏の国力の高さ。銅雀台の模型から、壮大な宮殿の全体像が見える。アーチを描く橋で結ばれた三つの巨大な建物。これができたとき、劉備はまだ本拠地すらなかったのである。蜀にとって、魏の圧迫感はたまらなかっただろう。予想通り、このゾーンが一番楽しい。いつか本場に行って見てみたいなあ。

 それにしても、周りの人の会話が聞こえてくると、余りの分かって無さにクラクラする。ヲタですから。ヲタ仲間と一緒に来てわいわい言いながら見たらさぞ楽しかっただろうなあ。周りはドン引きかもしれないけど。

 会場をでると、カラクリ製の指南車が。おのぼりさんよろしく写真を撮って、カタログをお土産に帰ってきた。総合的には、私のようなヲタには行くべき展示会だろうけど、そうじゃない人にはちょっとコストパフォーマンスが低いように思われた。出土品としてはそんなに数があるわけじゃないので。美術品も含めての興味がある、という方は楽しめると思う。



2008.6.9 追記

 土産を物色していたところ、筑摩書房から出ている正史三国志のうち、『正史 三国志〈5〉蜀書』だけ売り切れだったのが面白かった。1〜4が魏書、6〜8が呉書。みんな蜀が好きなんだなあ。自分もだけど。
雑記 | 2008/06/08(日) 23:01 | Trackback:(1) | Comments:(2)

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創価学会系列というのは・・・確かに気が重かったです。
世界に名だたるカルトですし、中共も一枚噛んでいる訳ですが、私としては「三國志」への思い入れが勝った感じです。

個人的には、遺物とかが思いの外充実していたという印象を受けました。劉弘の金印生で見られた、とか大興奮だったのですが・・・
 「劉弘ってだれやねん?」
という人が大半でしょうから、そういう意味では
 「ヲタには行くべき展示会」
という評は実に的確だと思います。

http://jinshu.fc2web.com/066/01.html
「劉弘」はwikipediaにも登録されていない様で、三國志ファンの間でも知名度は非常に低い様です。朱然・朱績父子もよく知られていないと感じられますが、それ以上に不遇な武将ですね。

あと、蜀ファンとして蜀の貨幣経済の充実ぶりに悦に入っていたりしました。魏は確かに人口・農業生産(この当時の主幹産業)は呉蜀を圧倒していたのですが、貨幣政策ではかなり立ち後れていた感を受けたりとか。
2008/06/11 水 02:45:27 | URL | オジオン #-編集

私もカルトへの嫌悪感より三国志への愛が勝ちました(笑)

金印に彫られた異民族を見ても誰が誰やらわからん、という人には向いていない展示会でした。

あの貨幣の展示だけ見れば、蜀が立ち遅れた田舎政権だという一方的な評価を跳ね返せそうですね。
2008/06/11 水 23:22:13 | URL | Skywriter #-編集
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予告通り、「大三國志展」と江戸東京博物館を見てきた
2008/06/11 Wed 02:43:18 | 「幻想工房」雑記帳