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478冊目 中東戦争全史   付・勇午 パリ編
中東戦争全史 (学研M文庫)中東戦争全史 (学研M文庫)
(2001/09)
山崎 雅弘

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評価:☆☆☆☆

 二次大戦は、敗北した国にも勝利した国にも深刻な傷跡を残した。特にヨーロッパはその全域が戦場になったと言って過言ではない。

 しかし、二度の世界大戦がヨーロッパにもたらしたダメージは他の地域にとっては貴重なチャンスにもなった。世界中を凄まじい暴力で支配していたヨーロッパ諸国の軛を取り払わんと、独立運動が盛り上がった。

 勿論、ヨーロッパは抵抗する。日本の植民地政策には「被告は文明である」とかなんとか言っておきながら、フランスもオランダもたちまち植民地政策に復帰しようとする。このダブルスタンダード、恥ずかしいと思わないのかねぇ?(素朴な疑問)しかし、自国の復興に注力すれば植民地経営に回す余裕は無くなるのが筋であったわけだ。

 イギリスもその範に漏れることは無かった。国土が地上戦の舞台にはならなかったとはいえ、イギリス経済は大戦で破壊されつくしたと言って良い。結局、世界中の植民地を手放すことになるわけだが、とかく人間は多すぎる。中東の地ではユダヤ人とアラブ人が、それぞれ自分の国を作らんとする。

 当然の事ながら、同じ土地に二つの国は作れないわけで、争いが勃発する。ここで祖国を持つチャンスを失えば再び世界を放浪した挙句にホロコーストに遭って民族が消滅する危険がある、との意識からか、ユダヤ人がアラブ人に勝利し、1948年イスラエルが誕生した。

 自分達の経典にある約束の地だからとか、旧宗主国が認めたから、と言ったような理由で自分達の追放を認めるような人々は居ないわけで、イスラエルの建国は無理やり先住の民族を追い払ってのものとなった。差別と迫害と暴力による支配を、やられる側からやる側になったわけだ。

 ユダヤ人の国なんて認めん、とアラブ諸国は一斉にイスラエルに宣戦を布告する。四次に渡る中東戦争の幕が切って落とされたわけだ。イスラエル包囲網は、第四次中東戦争後にイスラーム諸国側では中東最大の軍事力を持つエジプトとイスラエルが手を結んだことにより崩れ、以後アラブ諸国とイスラエルとの間に大規模な衝突はない。

 イスラエルとのいざこざに加え、冷戦の影響やら複雑に入り乱れる民族模様などからイラン・イラク戦争やら湾岸戦争は起こるは、パレスチナの地を巡って衝突が延々続くわで中東には安定した平和はなかなか訪れていない。

 なにせ背景も複雑な上に度重なる戦争で、その全体像は中々見えない。そんな中東での戦争をコンパクトに纏めてくれている貴重な一冊。中東戦争の概括に加え、パレスチナ問題とその流れも分かるのが嬉しい。ただ、パレスチナ側のテロ闘争については流石に十分な紙幅を割いているとは言い難いので、131冊目で紹介した『ミュンヘン』160冊目で紹介した『憂国のスパイ』などが参考になると思う。





 おまけ。

 プロの交渉人の活躍を描いたマンガ、『勇午』のパリ編は、パリを舞台にパレスチナのテロ組織とイスラエルの諜報機関モサドとの戦いを描いている。どちらか片方を正義で、片方が悪という単純な図式の当てはめられない苦しい世界の表現がべらぼうに上手いと思う。

勇午―The negotiator (パリ編) (講談社漫画文庫 (あ8-15))勇午―The negotiator (パリ編) (講談社漫画文庫 (あ8-15))
(2006/10)
真刈 信二、赤名 修 他

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 このシリーズは傑作なので、興味がある方は探してみてください。
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太平洋戦争・二次大戦・現代史 | 2008/03/01(土) 21:42 | Trackback:(0) | Comments:(0)

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