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430冊目 最強の狙撃手
最強の狙撃手最強の狙撃手
(2007/03)
アルブレヒト・ヴァッカー

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 本書が扱っているのは独ソ戦です。

 独ソ戦と言えば、二次大戦どころか前世紀の中でもとりわけ残虐な行為が多々見られたことで知られている通り、本書にもその手の記述がかなり大量にあります。

 そのようなものが苦手な方は本書を手にとってはいけません。

 興味がある方だけ続きを読んでください。
 独ソ戦を形容するのに泥沼という言葉がしばしば使われる。それには二つの意味がある。一つは兵士達の置かれる環境そのものを指す言葉。氷の解けた大地はたちまちに泥濘に変わり、ドイツもソ連も進軍を阻まれることになる。

 もう一つは、戦いの様相である。相手をアカ、ファシストとそれぞれ呼び合い、差別しあう軍隊が一度先端を開けば、あるのは悲劇だけだ。互いに捕虜を認めず、残虐な拷問、それもただ死ぬ前に相手を苦しめるためだけに行われる類の拷問が幅を利かせる。

 本書はそんな独ソ戦にあって、狙撃兵として活躍した人物のノンフィクションとされている。ただ、あらゆる類の残虐シーンに偶然といって良い立場で関わり、ほぼ無傷で生き延びてきたというのはネタの可能性も否定できないと思う。ネタだと思っているわけではない。ネタだと思いたい自分がいる。

 10代で徴兵された兵士がソ連侵攻の山岳猟兵に組み込まれ、いつしか狙撃兵としての才能を開花させる。わずかなミスが致命傷となる世界。自分の排泄物を塹壕から出そうと僅かに身を乗り出す、そんな些細な行動ですら狙撃兵に罹れば致命的なミスになってしまうのである。それが狙撃兵のいる戦争の真実である。

 互いに狙撃兵を繰り出すと、戦場には様相を変える。ひたすら個人用塹壕などに身を隠し、砲撃などで狙撃兵を排除してから突撃に移る。

 その威力ゆえ、味方には頼られるが、相手には憎まれる。従って、捕虜になれば残っているのは凄惨なリンチしかない。勿論、そのリンチの行き着く先は死だけだ。

 傷ついた戦友たちは、退却時には自決用の銃をせがむ。ロシア兵に捕まればいずれにしても命はないからだ。戦友がロシア兵に惨殺され、あるいは生きたまま腸を引きずり出され、民間人が楽しみ半分に射殺され、レイプされる。そんな中にあっても冷静さを失ってしまえば仲間を助けられず、自分も命を喪う。生と死が紙一重に存在する悪夢の世界。それが戦場なのだろう。とりわけロシア兵の暴虐は酷い。(本書がドイツ側に立った本だからドイツ側の非道が書かれないのは仕方がない)

 兎に角凄惨な戦争の現場を描写しているので、読んでいて胸糞悪くなることが実に多い。それでも、これが戦争の現実だと思えば目を背けられなかった。きっとわかっている人にとっては当然のことなのだろう。私も机上の話であれば、そんなことは知っている。

 でも、机上の空論で終わらせてはいけないだろう。最大のタカ派は常に銃後にいる。その言葉は常に正しいのだが、そんな類の、想像力を持たない人間にはなりたくないから。それと同時に、この手の相手と戦わざるを得なくなった場合のことも考えなければならない、という気にさせられる。力が無ければ、誰も護れないのもまた事実なのだから。
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ノンフィクション | 2007/12/19(水) 23:47 | Trackback:(0) | Comments:(2)

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知っておかねばならない真実ですね。
この本も遊びに行った時に、
ぜひ読みたい一冊になりました。
2007/12/20 木 02:00:32 | URL | legend of gerror #mQop/nM.編集
うーん、何度挫折しそうになったか分からないのであまりお勧めはしないよ。
戦争って、きっとこれが実像なんだなと。

一将功成りて万骨枯る、とはこのことか。

政治で幸せにはなれなくても不幸にはなれるんですよね、きっと。
2007/12/20 木 22:54:17 | URL | すかいらいたあ #-編集
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