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428冊目 なぜかれらは天才的能力を示すのか―サヴァン症候群の驚異
なぜかれらは天才的能力を示すのか―サヴァン症候群の驚異なぜかれらは天才的能力を示すのか―サヴァン症候群の驚異
(1990/10)
ダロルド・A. トレッファート

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評価:☆☆☆☆


 先日悪友たちと忘年会をやったのであるが、その際にレインマンの話になった。悪友に、あれってサヴァン症候群だよねと言われたのであるが、私はアスペルガー症候群と記憶していたため急遽本書を読むことにした。そんなことがなければ、この面白い本を積読にしたままになるところだった(実は結婚前から積読だった)。

 サヴァン症候群というのは、重度の精神遅滞を示しながらも一部の能力だけ突出している症状である。その突出ぶりは、本書の”はじめに”で余すところなく明かされる。

 強度の自閉症で数を数えることが出来ないのに、すぐ横を通過する貨物列車の有蓋貨車の台数を言い当てる。一桁の足し算もできないのに20桁の素数を言い合って楽しむ。ナイフやフォークを持つことすらままならず、会話もろくに出来ないのに一度しか聞いたことのない曲をピアノで再現する。また、ある者は見事な彫刻をこしらえ、ある者は語り継がれるほど見事な絵を描きだし、またある者は足し算や掛け算の暗算を得意とする。いずれも通常の生活など送れない人々ばかりというのに。

 人間の精神が持つ複雑さと可能性の高さを、サヴァンは教えてくれる。それにしてもこれほどの天才が精神遅滞の人々の間において高い確率で発現するのは、実に不思議だ。

 本書はこの謎に真っ向から取り組んでいる。謎解きの前段階として多くのサヴァンの症例を取り上げているのだが、その中に”裸の大将”こと山下清も居て驚いた。恥ずかしながら、サヴァンで特長的なのはカレンダー計算と音楽の再現能力だと思っていたからだ。

 その事例を見ていて驚くと同時に納得するのは、周囲の愛情がどれほどサヴァンの才能を高めるか、ということ。サヴァンを心の底から支え、その才能を我がことのように誇る周囲の人々の姿には胸を打たれる。

 事例だけでも興味深いのだが、本書はそこから更にこの不思議な現象が起こる原因を突き詰めようとする。遺伝、環境、脳科学と様々な武器を駆使して天才の起源に迫っているところは科学としても面白いと思う。その結論のさわりだけをちょっとだけ書くと、脳の左半球の損傷が右半球有利をもたらすため右脳に関連した才能が発現する、という。

 この結論だけ見てしまうとかなり乱暴ではあるけれども、とにかく基礎としてはこれで良さそうだ、というのは納得がいくように説明されている。終章で著者が述べたことに痛く共感したので、それを引用して筆を置きたい。

 われわれがなすべきことは、機会と可能性を高めることだけであり、そうすることで、一つの心が多少とも開き、やがては、われわれが自分自身に望んでいるのと同様に、花をつけるようになることを願うのみである(P.338)。





 なお、冒頭で書いたレインマンの件はサヴァンのことでした。
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医学・脳・精神・心理 | 2007/12/17(月) 00:05 | Trackback:(0) | Comments:(0)

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