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424冊目 三国志 きらめく群像
三国志 きらめく群像 (ちくま文庫)三国志 きらめく群像 (ちくま文庫)
(2000/11)
高島 俊男

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評価:☆☆☆☆☆


 いやー、三国志は面白い。

 三国志に限らないのだろうけど、戦国時代というのはそれまでと違う人物達が台頭し縦横無尽の活躍をする。

 平時というのは、結局のところ権門が一族を政治の中枢に送り込んでいるだけの時代なのである。従って、追いかけるのも退屈極まることになる。しかし、乱世は違う。治世にあっては能臣として一時だけ名を馳せたとしてもそれだけで消え去る人物が、乱世に会っては姦雄として天下を狙うことになりえるのだ。

 曹操劉備孫権といった、各国を作り上げた人物は勿論、その配下の人物も気が赴くままに取り上げているのが本書。

 取り上げられているのは董卓・呂布、夏侯惇、典韋、許褚、荀、華歆、陳宮、華陀、公孫瓉、袁紹、沮授、献帝、董承、伏皇后、劉表、蒯越、黄祖、徐庶、北宮伯玉、傅燮、馬騰、韓遂、張昭、周瑜、魯粛、闞沢、龐統、関羽、張飛、張松、張魯、丁夫人、呉夫人、甄夫人、曹操孫権劉備、諸葛亮に加え、それぞれに関与の強い人々である。

 なかにはスーパースター級の人物もいるし、マイナーな人物もいる、例えば北宮伯玉、傅燮、丁夫人あたりはちょっと三国志が好きだというレベルの人には知られていないのではないかと思う。

 これらの人々について、正史ではどのように取り上げられているかということを、三国志、後漢書、晋書等の記述に基づいて縦横無尽に語っている。

 で、魅力なのは縦横無尽に、というところ。つまり、学術的な研究成果を参考にしながらある意味で好き勝手を書いているとも言える。この、好き勝手を言っている部分というのが実に面白い。なにせ、世間一般の制限がない。だから諸葛孔明が天才ではないと言い切るし、劉備がうだつのあがらないダメ人間だったことも明記してる。この辺りはコアなファンには知られていることだろうけど、知らない人には意外だろう。

 これが夏侯惇が戦場に出た記録がほとんどない(あると負け戦)だとか、蜀とか呉なんて辺境の小国で中国史全体で見ればあってもなくてもどうでも良いレベルだったとなると、ファンは鼻白むだろう。このあたりを堂々と、というよりも容赦なく書いているので、読むほうとしては爆笑しながら読み進めることになる。

 笑えるのに加え、三国時代の人物のうち、数千年の歴史的な立場から鑑みて重要な働きをした人々についてはしっかりそう評価していることはかなり価値が高い。曹操がどれほど重要な人物だったか、改めて思い知ることが出来たのは収穫。もっとも、ここまでのマキャベリストにはなかなか付いていけないというのが現実なのだけど。

 三国志初心者が読むのは全くお勧めできないが、誰のものでも演義を一度でも読んだことがある方にはお勧め。コアなファンにもきっと得るところが大きいと思う。といっても、私のレベルが知れたものなのでアレですけど。私としては三国志の楽しさをたっぷり味わえて満足の逸品だった。
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中国史 | 2007/12/09(日) 11:29 | Trackback:(0) | Comments:(4)

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お久しぶりです。
>>『三國志 きらめく群像』
これはかなり面白かったですね。
『中国の大盗賊』もそうでしたけど、高島先生の文章は非常に読みやすく、かつなかなか鋭い分析もあり、示唆に富んだ内容であったと記憶しています。ただ、確かに三國志初心者には厳しすぎる内容です。逆に、大まかなストーリーや登場人物たちについての知識がある人には結構おすすめだというのにも同意です
2007/12/14 金 02:01:04 | URL | オジオン #-編集

オジオンさん、こんばんは。
やはり読んでおられましたか。

>高島先生の文章

鋭い分析を歯に衣着せずに書くのが魅力ですね^^
ただ、断言しすぎなのが気になるといえば気になるのですが・・・・・・(笑)
2007/12/16 日 00:56:42 | URL | すかいらいたあ #-編集

これめっちゃ面白かったです
他に三国志(或いは後漢)への理解や興味が深まるオススメの本があったら教えてほしいです
2013/02/15 金 01:05:33 | URL | (´・ω・`) #-編集
> これめっちゃ面白かったです
> 他に三国志(或いは後漢)への理解や興味が深まるオススメの本があったら教えてほしいです

(´・ω・`) さん、コメントありがとうございます!
ここがきっかけになってお読みになられたのなら嬉しい限りです^^

さて、お尋ねの件ですが、やはりトータルとして知りたいというのであれば『中国の歴史04 三国志の世界』、『実録三国志』、
演義と正史の差に興味がおありでしたら『三国志 正史と小説の狭間』や『三国志―演義から正史、そして史実へ』、
意外な視点が欲しければ『もう一つの『三國志』 ―「演義」が語らない異民族との戦い―』がお勧めです。

どれも面白かったので、ぜひどうぞ。
(一般受けしそうな本からは、ちょっとだけマニア側に足を踏み入れていそうなラインナップですが^^;)
2013/02/19 火 23:06:24 | URL | Skywriter #-編集
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