カレンダー
07 | 2017/08 | 09
- - 1 2 3 4 5
6 7 8 9 10 11 12
13 14 15 16 17 18 19
20 21 22 23 24 25 26
27 28 29 30 31 - -
プロフィール

Skywriter

Author:Skywriter
あまり一般受けしない本ばかりが好きと言う難儀な管理人です。
お勧めした本を面白いと思ってもらえると最高です。

BK1書評の鉄人31号。
鉄人


宣伝目的以外のあらゆるコメント、TBを歓迎します。

↓ランキングに参加しています。面白いと思ったら押してください。


にほんブログ村 本ブログへ


kids goo弾かれサイトですので閲覧はご注意を。頭が悪いのが伝染する恐れがあります。
notforkids.jpg

FC2カウンター
最近の記事
Tree-Arcive
カテゴリー
最近のコメント
最近のトラックバック
巡回先

にほんブログ村 本ブログへ



うちの子も元捨て犬です。今はすっかり我が家の一員。甘えるのは下手だけどとっても可愛い子です。

Skywriterさんの読書メーター

ブロとも申請フォーム
ブロとも一覧
ブログ内検索
RSSフィード
スポンサーサイト
上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

スポンサー広告 | --/--/--(--) --:-- | |

献本サイト レビュープラス

ランキングに参加しています。面白いと思ったら押してくださいませ。
(ランキングサイトが立ち上がります。不快でしたら無視して下さい)
にほんブログ村 本ブログへ

420冊目 東アジア 民族の興亡―漢民族と異民族の4千年
東アジア 民族の興亡―漢民族と異民族の4千年東アジア 民族の興亡―漢民族と異民族の4千年
(1997/12)
大林 太良、生田 滋 他

商品詳細を見る



評価:☆☆☆


 東アジアの歴史を語るとなると、やはり中国が中心になるのは当然だろう。王朝によってはモンゴル、チベット、朝鮮半島、ベトナムと広大な版図を誇った。中国の体制に組み入れられなかったとしても、日本のように文字をはじめとして多くの文物を輸入することで影響を受けた地もある。

 しかし、中国は一方的に他の国々へ影響を与えてきたわけではない。古くは周も秦も異なる民族だったのが中原を支配する中で互いの文化を混交しあって来た。その後も魏晋南北朝、隋、唐、五代十国、金、元、清と異民族が豊かな中原の地で興亡を繰り広げた。

 本書は中国から視線を広げ、東アジア全体に目を向けることで、世界史としての位置づけとして東アジア世界がどのように発展してきたかを探っている。

 刺激的な指摘として、温暖化の時期は強大な農民国家が花開き、寒冷化した時期には異民族が南下している傾向があるということ。匈奴相手に戦功を誇った漢代は温暖な時期だったこと、三国志の動乱が始まるのに寒冷化が無視し得ない影響を与えたことは知っていたが、それが歴史全体を通しての姿だというのは知らなかった。

 また、ベトナムや朝鮮が日本と同じく漢字文化圏でありながら、地理的な要因が日本とそれらの国々との中国文化の受容度における大きな違いを導いたというのも面白い。程々の距離があったことで文化を選択的に受容できたこと、中国支配が無かったために文化の混交が無かったことは大きいのだろう。

 随所で日本の状況にも触れられているので、アジア史の中の日本という見方が出来ることも嬉しい。この辺りは『漢文の素養 誰が日本文化をつくったのか?』とも被ってくる。

 ただ、北方の異民族については岡田英弘さんの一連の著作の方が知的好奇心を刺激されて楽しかった。興味がある方は是非『中国文明の歴史』、『紫禁城の栄光―明・清全史』、『世界史の誕生』に当たってもらいたい。
関連記事
スポンサーサイト

中国史 | 2007/11/30(金) 23:48 | Trackback:(0) | Comments:(2)

献本サイト レビュープラス

ランキングに参加しています。面白いと思ったら押してくださいませ。
(ランキングサイトが立ち上がります。不快でしたら無視して下さい)
にほんブログ村 本ブログへ


>>中国は一方的に他の国々へ影響を与えてきたわけではない
この部分について、漢民族自身はもちろんとして日本人も意外と無知ですよね。中国を漢民族の国だととらえるなら、彼らはほぼ常に異民族によって征服されている状態だった訳であり、征服者の影響を受け続けていることになります。で、付言するならその「最後の征服者」が日本人だったりするわけですが・・・
もちろん、逆も真なりで漢民族は異民族を支配者として受け入れることによって、逆に彼らを「漢化」させてきたという側面があるのも確かです。現在は、中共の政治的意図から後者ばかりが喧伝されている様ですが・・・

しかし、絶版本だというのが惜しいですね
2007/12/01 土 02:06:15 | URL | オジオン #-編集

オジオンさん
いつもコメントありがとうございます。

>征服者の影響

現在の我々が知りうる中国文化は、殷周の頃から黄河周辺に住んでいた人々が発展させてきたものではないのは当然のことですが、そのオリジナルな文化と周辺異民族の持ち込んだ文化は渾然一体となってしまっているわけですよね。
だとすると、漢化というのも疑わしいのかもしれません。
便利だから文字は取り入れた、というのと農業生産力が必要なため農村文化が残った、という程度かも知れないと思うと想像を巡らせるのが楽しくなります。



本当は書評もどきをupする際に書いておくべきだったんですが、周辺環境の変化が文明に与えた影響というのも面白い視点でした。春秋時代と戦国時代の性格の違いやら、宋時代からいわゆる中華料理の基礎が出来てきたという話も楽しく読めました。

ちょっと真面目な本だとすぐ絶版になってしまうのは本当にもったいない話です。
2007/12/01 土 13:57:52 | URL | すかいらいたあ #-編集
コメントの投稿
管理者にだけ表示を許可する



上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。