カレンダー
05 | 2017/06 | 07
- - - - 1 2 3
4 5 6 7 8 9 10
11 12 13 14 15 16 17
18 19 20 21 22 23 24
25 26 27 28 29 30 -
プロフィール

Skywriter

Author:Skywriter
あまり一般受けしない本ばかりが好きと言う難儀な管理人です。
お勧めした本を面白いと思ってもらえると最高です。

BK1書評の鉄人31号。
鉄人


宣伝目的以外のあらゆるコメント、TBを歓迎します。

↓ランキングに参加しています。面白いと思ったら押してください。


にほんブログ村 本ブログへ


kids goo弾かれサイトですので閲覧はご注意を。頭が悪いのが伝染する恐れがあります。
notforkids.jpg

FC2カウンター
最近の記事
Tree-Arcive
カテゴリー
最近のコメント
最近のトラックバック
巡回先

にほんブログ村 本ブログへ



うちの子も元捨て犬です。今はすっかり我が家の一員。甘えるのは下手だけどとっても可愛い子です。

Skywriterさんの読書メーター

ブロとも申請フォーム
ブロとも一覧
ブログ内検索
RSSフィード
スポンサーサイト
上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

スポンサー広告 | --/--/--(--) --:-- | |

献本サイト レビュープラス

ランキングに参加しています。面白いと思ったら押してくださいませ。
(ランキングサイトが立ち上がります。不快でしたら無視して下さい)
にほんブログ村 本ブログへ

418冊目 古代文明の謎はどこまで解けたか〈1〉失われた世界と驚異の建築物・篇
古代文明の謎はどこまで解けたか〈1〉失われた世界と驚異の建築物・篇 (Skeptic library (07))古代文明の謎はどこまで解けたか〈1〉失われた世界と驚異の建築物・篇 (Skeptic library (07))
(2002/06)
皆神 龍太郎、ピーター ジェイムズ 他

商品詳細を見る



評価:☆☆☆☆


 古代史の分野には迂闊に足を踏み入れてはいけない。真面目な考古学や歴史学に混じって、どうしようもなく愚かな妄想が立ち現れては消えていく、百鬼夜行のような様を呈しているためだ。

 例えば大航海時代に描かれた地図に南極の正確な地理が記されているという説がある。また、エジプトのスフィンクスが作られたのは1万年以上前だという説もある。それどころか、南米の遺跡にはロケットに乗り込む宇宙飛行士が描かれているなどというものまである始末なのだ。

 困ったことに、こういったトンデモの方が真面目な研究よりも世間に訴える力が強いために、正当な学説を霞ませてしまうのである。本当は事実の世界もとても面白いというのに。

 そんな妄想を正面切って批判するのは大変なことだ。なにせ、十分に批判できなければあたかもオカルトを信じる側が正しいかのように見えてしまう。もちろん、批判者が間違っていることは直ちに批判を受ける者の正しさを意味しない。

 例えば、私が人類はレティクル座から来た宇宙人の末裔だと主張したことに対して、批判者がいや違う、人類はシリウスからやってきたのだと主張したとする。シリウスが生命体の住める環境ではないことが明らかなので批判者が誤っているのは確実だ。だから人類はレティクル座から来た、となると論理としておかしい。それなのにオカルト側は理屈にもなってないこんな言説で自らを護ろうとする。だから厄介なのだ。

 本書はオカルト考古学を徹底的に批判する。それだけなら他にもあるだろう。本書を特徴付けているのは、古代史にまつわるオカルト説を批判するのに留まらず、代案を出そうとする姿勢である。

 太平洋に沈んだというアトランティスについては、そのような大陸がありえないことを明快に論じ、次いで当時アジアと呼ばれたトルコにあった都市がモデルになったのではないかと指摘する。また、神によって滅ぼされた都市ソドムとゴモラにもモデルがあり、そこには地球規模の災厄があったのではないか、と述べる。更には、ヨシュアがカナンの地を攻め滅ぼす際に起こった数々の不思議な現象は、彗星の接近と予想しているのだ。

 一見すると、オカルトを批判するうちに新たなるオカルトの世界に足を踏み入れてしまっているようにも見える。しかし、本書はそれでも学問の世界に留まっていると思う。一番大きな要因は、著者が正しさを盲信していないことだ。自分達の主張に対して客観的な裏づけが無いことは理解している。だから自説の正しさに拘泥しない。説は説として延べ、あっさりと次の話題に移っていく。

 古代史への深い関心に加え、冷静な姿勢こそが不思議と付き合う上で必須なのだろう。古代史の謎を全て解いたというよりも、既に明らかになったことを教えてくれた上で更なる謎の世界を見せてくれているように思う。謎がなければ学問なんて成り立たないのだから、古代史にはまだまだ魅力的な謎が込められている、と確信させてくれた。
関連記事
スポンサーサイト

その他歴史 | 2007/11/27(火) 23:21 | Trackback:(0) | Comments:(0)

献本サイト レビュープラス

ランキングに参加しています。面白いと思ったら押してくださいませ。
(ランキングサイトが立ち上がります。不快でしたら無視して下さい)
にほんブログ村 本ブログへ

コメントの投稿
管理者にだけ表示を許可する



上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。