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412冊目 自衛隊指揮官
自衛隊指揮官 (講談社+α文庫) 自衛隊指揮官 (講談社+α文庫)
瀧野 隆浩 (2005/08/23)
講談社
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評価:☆☆☆


 自衛隊は軍隊である。神学論争に踏み込む気は無いので憲法上の話は無視してしまえば、そういう以外に無い。

 幸運なことに、自衛隊は軍隊といえども、戦場で外国軍と戦わずに済んできた。しかし、だからといって自衛隊が訓練にのみ終始してきたわけではない。ある時は裏方として、ある時は戦争の危機と直面して、これまでやってきたのだ。

 化学兵器を用いて不気味な野望を叶えようとするカルト教団、北朝鮮の不審船、そしてソ連からのミグ25亡命事件と領空侵犯事件。そこには思いもかけない事実があり、部下の命を賭けた決断を強いられた指揮官たちが居た。

 著者は卒業した防衛大学のツテを辿って様々な事件の指揮官と会い、話を聞く機会に恵まれた。それぞれの事件が重大な意味を持っていたため、貴重な記録となっている。

 サリンで汚染された地下鉄の除染作業を指揮し、最後の確認作業として防毒マスクを外して深呼吸した指揮官もいれば、不審船事件で北朝鮮の侵略船に乗り込もうとした指揮官もいる。だが、とりわけ私が戦慄を禁じえなかったのは、ミグ25亡命事件に伴う決断をした指揮官の話である。

 本書に当たるまで知らなかったが、当時、ソ連が軍を派遣してミグを奪取あるいは破壊しようとしているとの情報が寄せられたという。ソ連の侵攻に備え、自衛隊は戦争準備に取り掛かる。幾つかの部隊が気付かれぬように配備までされたという。結局、恐れられたソ連侵攻は無く、自衛隊内でもこの事実は封印されたに等しい扱いを受けてしまう。

 これらの事件から、どうしようもないほど現実から乖離した軍の在り方が見えてくる。軍隊存在の是非とは別に、それが必要悪として存在するのであれば、それなりの配慮が必要なのは事実だ。外国からやってくるゲリラに対しほぼ丸腰で、しかも先制攻撃は許されない状態で立ち向かえというのは無茶だ。

 他国への侵略を禁ずるというルールを保ちつつ、もっとリアリスティックな対応ができるのではないか。法や制度、設備の整備が不足するからこそ歪な決断を迫られる指揮官がいるのではないか。

 もちろん、どんな状況でも指揮官は重い責任を負わなければならない。軍であれば自分と部下の命を賭す命令も下さなければならないシーンもある。しかし、それと制度がおかしいために無為に危険に晒されるというのは話が違う。軍事アレルギーは措いておき、まずはリアルを見よう。軍隊を賛美したり、必要以上に共感したりしなくても、もっとまともな組織作りはできるはずなのだ。そんなことを考えさせられた。
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ノンフィクション | 2007/11/15(木) 23:48 | Trackback:(0) | Comments:(0)

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