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410冊目 ハンニバル アルプス越えの謎を解く
ハンニバル アルプス越えの謎を解くハンニバル アルプス越えの謎を解く
(2000/10)
ジョン プレヴァス

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評価:☆☆☆☆


 人類史上、最高の軍事指導者は誰かと聞かれたら、楽毅、項羽、曹操、アレクサンドロス、ユリウス・カエサル、ナポレオン・ボナパルトなど錚々たる人々と共に挙げられるであろう人物こそ、ハンニバルである。

 カルタゴ軍に加え史上名高い象部隊を率いてスペインからアルプスを超えてイタリアへ進撃。古代最大規模の戦闘であるカンナエの戦いに圧勝したハンニバルは、ローマを望むところまで軍勢を進めることに成功する。この時にローマが滅亡を免れたのは、ハンニバルの戦略にローマを直接攻撃するという選択肢がなかったために他ならない。

 カルタゴローマの間で行われたこの戦争は、ただの大規模な戦闘と片付けられるものではない。それは良くも悪くも古代地中海世界の行く末を決定付けるものだった。三次に渡る大戦争の中で、カルタゴが最も優位に立ったのこそ、ハンニバルの活躍した第二次ポエニ戦争だった。

 本書はローマを脅かしたハンニバルが、アルプスのどのルートを辿ったのかを探りつつ、ハンニバルの戦いの人生に迫っている。

 特筆すべきは、著者が実際にアルプスの地を何度も訪れ、往時の人々が残した記録と地形、距離が合致するか確認しながらハンニバルの辿ったであろうルートを探っていること。これにより、従来有力だったルートが、実は疑問の余地があること、また批判にさらされていたルートが記録上も無理なく説明できることを明らかにしている。

 このあたりはかなり専門的で、歴史学の分野に属する議論であることは間違いない。

 ではハンニバル個人に興味がある人には楽しめないのかというと、そうではないのが面白いところ。というのは、具体的にルートを絞ることで、ハンニバルが遭遇しなければならなかった数々の危機が、読者の目の前に迫ってくるのだ。

 著者がアルプスでルートを探る試みと、古代のハンニバルの苦難を平行して語ることで、現代のアルプスの写真を見ながら歴史への想像力を働かせることができるのは大きな魅力だ。特に、ハンニバルがアルプスの山岳部族によって危地に追いやられるシーンは、ただ文章を追うよりも遥かに迫力を持つ。攻撃されれば身を護る術すらない隘路。そこに溢れる人馬と襲い掛かる山岳部族が脳裏をよぎる。

 ハンニバルの父ハミルカル・バルカの戦い(第一次ポエニ戦争)が義理の息子ハスドルバル、そして息子ハンニバルへと引き継がれる歴史、ハンニバルがアルプスを越えて掴んだ栄光、そしてローマの反撃。それらが実に魅力的にまとめられていると思う。ローマ時代に興味がある方なら楽しめるのは間違いないと思う。
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その他歴史 | 2007/11/13(火) 22:48 | Trackback:(1) | Comments:(0)

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2009/10/03 Sat 22:10:47 | hamletopの平成よれよれ草


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