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396冊目 記憶は嘘をつく
記憶は嘘をつく 記憶は嘘をつく
ジョン コートル (1997/07)
講談社
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評価:☆☆☆☆


 過去が無ければ、人は人ではない。少なくとも、社会的には。

 我々の生活の大部分は過去の記憶の延長線上にあると言っても過言はないだろう。中には忘れ去りたい記憶もあるだろうし、思い出すたびに微笑をくれる大切で懐かしい記憶もあるだろうし、辛く哀しい記憶もあるに違いない。

 その記憶は本当に過去のどこかの時点で起こった事実そのものなのだろうか。その問いに、その通りだ、と答えた研究がある。脳を電極で刺激すると、鮮やかな記憶が甦ったという実験を聞いたことがある人も少なくなかろう。

 しかしながら、記憶の研究によると、答えは否である。記憶は自分の都合の良いように変化し、ある記憶は抹消され、別の記憶は架空のものであるというのが事実なのだというのだ。

 我々の大切な記憶が、実は自分の想像(あるいは希望)の産物とはなんとも面白い話だ。これについてはロスタフ達による一連の研究に詳しいので興味がある方は参照すると良いと思う。

 本書はそんな記憶の全体像に迫ろうとする意欲作である。記憶があるときには創造され、また別の時には変形されることが多くの実例から明らかにされている。

 ある人物は、子供時代の思い出に曽祖父が出てくるのだが、曽祖父は自分が生まれる以前に亡くなっていたという。また別の人物は、子供の頃に虐待にあったのが妹だと思っているが妹は自分こそ虐待にあっていたと記憶している。

 記憶が曖昧なのが惜しまれる、という方もいるかもしれない。しかし、本書でも紹介されている、抜群の記憶力の持ち主が辿った人生を眺めるとそうもいえない。

 その人物にとっては、遥か過去もつい先ほどのことも、同じように記憶されているというのだ。たとえば親族を喪った哀しい記憶は、多くの人にとって時間が癒してくれるものだが、その人物にはその恵みは訪れない。彼は、最後には抜群の記憶力を見世物にして生きる以外の道を持てなかった、というのだ。

 結局、忘れるということも大事なことなのだ。とすると、きっと記憶を現在の自分の状況に合わせて書き換えることも重要なことなのだろう。そこまでは迫っていないのだが、記憶の個人的な側面と社会的な側面を分けて論じるなど読み応えのある話題が多い。記憶とは何か、という魅力の多い分野を上手く紹介していると思う。
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医学・脳・精神・心理 | 2007/10/23(火) 23:48 | Trackback:(0) | Comments:(0)

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