カレンダー
05 | 2018/06 | 07
- - - - - 1 2
3 4 5 6 7 8 9
10 11 12 13 14 15 16
17 18 19 20 21 22 23
24 25 26 27 28 29 30
プロフィール

Skywriter

Author:Skywriter
あまり一般受けしない本ばかりが好きと言う難儀な管理人です。
お勧めした本を面白いと思ってもらえると最高です。

BK1書評の鉄人31号。
鉄人


宣伝目的以外のあらゆるコメント、TBを歓迎します。

↓ランキングに参加しています。面白いと思ったら押してください。


にほんブログ村 本ブログへ


kids goo弾かれサイトですので閲覧はご注意を。頭が悪いのが伝染する恐れがあります。
notforkids.jpg

FC2カウンター
最近の記事
Tree-Arcive
カテゴリー
最近のコメント
最近のトラックバック
巡回先

にほんブログ村 本ブログへ



うちの子も元捨て犬です。今はすっかり我が家の一員。甘えるのは下手だけどとっても可愛い子です。

Skywriterさんの読書メーター

ブロとも申請フォーム
ブロとも一覧
ブログ内検索
RSSフィード
スポンサーサイト
上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

スポンサー広告 | --/--/--(--) --:-- | |

献本サイト レビュープラス

ランキングに参加しています。面白いと思ったら押してくださいませ。
(ランキングサイトが立ち上がります。不快でしたら無視して下さい)
にほんブログ村 本ブログへ

385冊目 幽霊(ゴースト)のいる英国史
幽霊(ゴースト)のいる英国史 (集英社新書) 幽霊(ゴースト)のいる英国史 (集英社新書)
石原 孝哉 (2003/06)
集英社
この商品の詳細を見る


bk1で詳細を見る

評価:☆☆☆☆


 切り口が面白い。幽霊伝説から歴史の姿を追うのは通常の歴史学にはならないだろうが、民衆がそれぞれの歴史事件をどう受け取っているのかはよく伝えている。

 本書は、次々と結婚相手を換えて合計6人の妃を迎え、うち2人を断頭台へ送ったヘンリー8世やその子メアリー1世(宗教的に非寛容で多くの異教徒を処刑したためブラッディ・メアリーとして知られる)や処女王エリザベス1世、陰謀好きが身を滅ぼしたスコットランド女王メアリー・スチュアート、さらには獅子心王リチャード1世にその弟の欠地王ジョンのような王族やオリヴァー・クロムウェルのような政治家など、権力の中枢に居た多くの人々を取り扱っている。

 面白いのは、政治力の欠如から破滅を招いた義経が民衆に好まれる判官贔屓と全く同じようなことがイギリスでも起こっているということ。エリザベスの母であるアン・ブーリンはヘンリー8世と結婚した際に娼婦とまで罵られたそうだが、断頭台へ送られるとなるや猛烈な擁護が行われるようになるなど。このあたりの心の機微は洋の東西で同じなのかもしれない。

 イギリスには多くの民族が流入し、戦乱が絶えなかった。それゆえか、血生臭い話に事欠かない。古くはローマが植民地を築き、後にはアングル人やらサクソン人、征服王ウィリアムにヴァイキングと権力争いが続く。王家の主導権争いは激しく、しばしば女性を含め多くの人々が犠牲になっていった。

 それがイギリス史の魅力なのだろうが、それを民衆がどう判断しているか。もちろん、人々の評価は勝手なもので、あるときは持ち上げるかと思えば時が経てば掌を返したように評価が覆ることもある。それも含め、歴史的な出来事がどのように評価されているかを興味深い歴史と共に知ることができる良書だと思う。また、日本との幽霊への考え方の違いが面白い。というのは、幽霊は日本では恐れられることが多いわけだがイギリスでは愛される存在だということ。更に、幽霊話がなんらかの真実を含んでいる場合もある、という意外な話題もある。

 幽霊になど興味はないという方も、イギリス史に興味があるなら手にとって損をすることはないだろう。歴史上の人物達に親近感を感じられるようになるのは間違いないと思う。ただし、怪談を期待して購入することはお勧めしない。
関連記事
スポンサーサイト

その他歴史 | 2007/09/29(土) 23:43 | Trackback:(0) | Comments:(2)

献本サイト レビュープラス

ランキングに参加しています。面白いと思ったら押してくださいませ。
(ランキングサイトが立ち上がります。不快でしたら無視して下さい)
にほんブログ村 本ブログへ


確かにこれは面白そうですね。
集英社新書では「英仏百年戦争」(佐藤賢一)を読みましたが、こういう視点で読むと新鮮かも知れませんね。これは全く個人的な意見なんですけど、歴史上の敗者に対する解釈の仕方によって、国民性が判るような気がするんです。そういう意味では、「幽霊」を絡めてあるのは大変興味深いです
2007/09/30 日 01:06:45 | URL | オジオン #-編集

オジオンさん、コメントありがとうございます。歴史好きにはたまらない本だと思いましたよ。
民衆の受け取り方なんて普通の歴史書には出てきませんし(笑)

「歴史上の敗者に対する解釈の仕方によって、国民性が判るような気がする」というのはありそうですね。
個人的には、義経は立場も考えず余りに無邪気でありすぎたわけで頼朝をそんなに非難できないと思います。
2007/09/30 日 12:31:52 | URL | すかいらいたあ #-編集
コメントの投稿
管理者にだけ表示を許可する



上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。