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335冊目 どの民族が戦争に強いのか?
どの民族が戦争に強いのか?

三野 正洋著

光人社 (2006.4)

\840

評価:☆☆☆☆


 近現代の歴史からどの民族が戦争に強いのか、強さの理由はどのようなものかを探る。アメリカ、イギリス、フランス、ソ連、日本といった列強各国はもちろん、トルコやイタリア、イスラエルにベトナム、インド、朝鮮、アフリカ、南アメリカと1900年代に起こった世界中の戦争を広く浅く論じている。

 こうして改めて見ると、月並みだがやはり20世紀は戦争の世紀であったことは間違いない。しかも、それ以前の戦争と異なり、総力戦として前線と銃後があいまいになっていった。二次大戦後には冷戦と、先進国でだぶついた膨大な量の火器が後進国に流れ込み、数多の失敗国家を生むことになった。

 日本を含め、世界中を好き勝手に線引きし、覇権を競い合った列強こそが20世紀を戦争の世紀にしたのは間違いないだろう。

 戦いがあれば勝者と敗者が出ることになる。それぞれの国の国民がどのように戦い、その結果どのような結果をもたらしたのか。それらの事実から見られる戦争の強さとはどのようなものか。

 印象的なのは、ソ連がフィンランドに難癖をつけて戦争をふっかけた冬戦争である。ポーランド分割によって開始された戦争によって英仏が翻弄されている隙をつき、ソ連は戦力に劣るフィンランドを攻撃。英仏は自分たちのことで手一杯で、フィンランドは孤立無援のままソ連と対峙することを余儀なくされる。

 ポーランドに攻め込んだナチは悪し様に言われるし、ユダヤ人に対する振る舞いを見てもその非難に反対をできようはずがないのだが、ナチより遥かに多くの人々を虐殺した挙句に、一緒になってポーランドに攻め込んだソ連はナチほど悪く言われないのは不思議だ。ナチを礼賛したら非難されるのであれば、共産主義を褒めれば更に悪し様に非難されるのが当然なのだが。

 共産主義者はワイツゼッカーの名言である「過去に目を閉ざすものは,結局のところ現在にも盲目になる」をしばしば引用して右派を批判するが、自分達の過去には目を閉ざすのかと嫌味の一つも言いたくなるものだ。

 話がそれたが、絶体絶命の危機にあってもフィンランド人は一歩も引かなかった。徹底的にソ連と戦い、最終的に敗れはしたものの侵略からは国を守りきった。

 家族や生活という具体的なものを守るとなると、人は強大な力を発揮するようになることが分かる。それは本書で指摘されている多くの事例から明らかだと思う。中東戦争を戦い抜いたイスラエルにしても、確かに列強の脅威があった時代の日本にしても。

 ともあれ、多くの戦争の流れを簡潔にまとめているので、それだけでも読んでいて興味深い。有名なものもあれば無名のものもあるが、これらの近現代の戦いを知ることで現在の世界を理解する助けになると思う。そしてまた、戦争に巻き込まれないためにもこのような知識が広く持たれても良いように思う。
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太平洋戦争・二次大戦・現代史 | 2007/06/19(火) 23:04 | Trackback:(0) | Comments:(0)

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