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325冊目 マヤ文明新たなる真実
マヤ文明新たなる真実

実松 克義著

講談社 (2003.1)

\1,890

評価:☆☆


 マヤ文明は紀元前2000年から紀元900年頃にかけて中米に開花した。マヤ文字、天文への傾倒、不思議な暦などが知られている。

 もっとも、900年頃に滅亡したのは古典期文明の中心地だけであり、以後も周辺では後期文明が栄えた。最終的な滅亡はスペイン人たちによる大虐殺と大破壊による。

 知られているとおり、その後中南米は急速にキリスト教化が進んでしまった。おまけにマヤ文明において読み書きできたのは一部の特権階級に留まったことから、マヤ文明には多くの謎が残されている。本書はシャーマン哲学者が神話からマヤ文明の歴史を読み解こうとする試みである。

 歴史がしばしば抽象化され、あるいは神話化されているのは方々で見られる。文字を持たなかった時代に、それは普遍的に行われてきたことと言ってもよい。なので、マヤ文明についてもそのような試みが行われていることは評価したい。

 ただ、マヤ文明でそれをやるのはかなりの困難を伴う。というのは、前述の通り中米は貪欲なスペイン人たちによって大規模に破壊された上、キリスト教によって精神的な面でも忘却と混乱を生じることになった。本書が取り上げる『ポップ・ヴフ』にもキリスト教的一元論の影響が色濃いという。キリスト教の内部でも混乱をもたらしているこのような概念が無理やり押し込まれてしまっていることで神話から歴史を読み取ることは非常に困難になっている。

 それでも果敢に謎の解読に挑んでいるようだが、素人目にはたいそう胡散臭く見えてしまうのが現実である。たとえばペロータという球技に使う道具が天井から吊り下げられているという、それだけの記述からこう読み解く。

 天井から吊り下げられたペロータは地球が球体であり、ほかの天体と同様に天界を周回しているという理解、つまり地動説の象徴である。それをネズミ(ネズミ座=小熊座)が落としたということは、古代マヤ・トルテカ人がこの天文学的事実を完全に把握したことを暗示している。


 そうだろうか。それは後知恵にすぎないのではないか。こんな恣意的な解釈であれば、どんな世界のどんな神話からでもあらゆる現代科学の世界観を導くことができるのではなかろうか。

 歴史を導くというのであれば、それなりの証拠が必要だろう。地動説を知っていたというのであれば、そのような証拠が幾つも存在していなければならない。状況証拠が多々ある中であれば、このような解釈も許されるかもしれないが、この一点の解釈で地動説がどうこう言っても牽強付会に過ぎると思われるのだ。

 冒険はしばしばいきすぎるものだし、知的な冒険もその類に漏れない。『ポップ・ヴフ』をはじめマヤ文明に興味は沸いたが、個人的にもっと冷静な研究の方に関心がある。
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その他歴史 | 2007/05/23(水) 23:27 | Trackback:(0) | Comments:(0)

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