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324冊目 老化はなぜ起こるか
老化はなぜ起こるか

スティーヴン・N・オースタッド著 / 吉田 利子訳

草思社 (1999.11)

\1,995

評価:☆☆☆☆


 生きていれば避けられないのが老化。しかし、老化については驚くほど科学で取り上げられてはこなかった。恐らく、誕生には不思議と目立った大きな変化があるのに対して老化はゆっくり進行するプロセスで、おまけに余りにも自然ななりゆきのため研究対象になりにくかったのが原因だろう。

 なので、老化が話題になるときにはXXを呑めば(あるいは塗れば)老化を防げるだとか○○をやれば老化スピードを抑えられるだとかという類の民間伝承に過ぎなかった。

 意地の悪い見方をすれば、雑誌に掲載されている、なんとかを買ってから彼女ができた、背が伸びた、宝くじに当たったなどと詐欺同然の誘い文句が書いてありそうな怪しげなるアイテムに通じるところがある。

 老化の研究が大々的に行われるようになってきたのは生活が安定し、人がなかなか死ななくなったためだろう。不死ではあっても不老ではない人生を送りたい人間がいるわけがなく、寿命が延びたら老化防止に興味が沸くというものだ。

 本書はそんな老化防止についての知見を冷静に見つめなおすものである。

 食品や活性酸素の影響、細胞分裂の回数を規定するテロメア、遺伝的な影響、と話題は多岐に渡るのだが、結論から言えば老化のメカニズムも老化を防ぐ方法もまだ有力な説が無いということになる。この分野に、どれほど俗説が蔓延しているかを知れば、数多の情報を懐疑的に検討し、真摯に真実を追究しようとする姿勢には頭が下がる。

 たとえば、代謝率が寿命と関係あるのではないかとする説がある。哺乳類では、せいぜい2,3年しか生きないマウス、15年ほど生きる犬、50年以上生きる象と種によって寿命が大きく異なる。しかし、これらの動物を代謝率という一つの尺度で見るとかなり近い数値に並ぶ。これを一般に受け入れられる形に直すと、マウスも象も一生で脈打つ心臓の鼓動は同じくらいの回数だ、ということになる。小さなマウスなどは早死にし、大きなキリンや象は長生きすることの理由が説明できるような気になる。

 ところがこの話にはとんでもない例外がある。それはコウモリである。なにせ、同じくらいのサイズのマウスがせいぜい2,3年しか生きないのに、コウモリは野生状態でも30年以上生きることが知られているのだ。しかも、コウモリは飛翔するためにマウスよりも多くのエネルギーを消費する。代謝率では説明できない。

 たまに耳にするような寿命を延ばす方法には、一般化できるものはあまり無い。それでも例外と思われそうなものが二つある。

 一つはカロリー摂取量を抑えようということ。もう一つは去勢すること。どちらもたいそう人気が無いだろうから広く行われるようになるとは思えない。楽して美味しい思いは沢山して、それでも希望通り痩せたいなんてことを満たす方法が無いのと同じように、何の苦労もなく老いを遅らせることは難しいだろう。

 残念なことに、当面の間は劇的に寿命を延ばす奇蹟の手段は誕生しそうに無い。それでも、老化はなかなかに面白いプロセスでもある。自分や親しい人に起こらなければ、という話ではあるけれども。老化がなぜ起こるのか。進化の過程でなぜ老化が除かれなかったのか。せめて遅らせるにはどうすれば良いのか。まだまだ研究は途に付いたばかりなので今後も面白そうな話題が沢山出てきそうである。
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生物・遺伝・病原体 | 2007/05/22(火) 23:24 | Trackback:(0) | Comments:(0)

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