FC2ブログ
カレンダー
10 | 2019/11 | 12
- - - - - 1 2
3 4 5 6 7 8 9
10 11 12 13 14 15 16
17 18 19 20 21 22 23
24 25 26 27 28 29 30
プロフィール

Skywriter

Author:Skywriter
あまり一般受けしない本ばかりが好きと言う難儀な管理人です。
お勧めした本を面白いと思ってもらえると最高です。

BK1書評の鉄人31号。
鉄人


宣伝目的以外のあらゆるコメント、TBを歓迎します。

↓ランキングに参加しています。面白いと思ったら押してください。


にほんブログ村 本ブログへ


kids goo弾かれサイトですので閲覧はご注意を。頭が悪いのが伝染する恐れがあります。
notforkids.jpg

FC2カウンター
最近の記事
Tree-Arcive
カテゴリー
最近のコメント
最近のトラックバック
巡回先

にほんブログ村 本ブログへ



うちの子も元捨て犬です。今はすっかり我が家の一員。甘えるのは下手だけどとっても可愛い子です。

Skywriterさんの読書メーター

ブロとも申請フォーム
ブロとも一覧
ブログ内検索
RSSフィード
318冊目 遺品整理屋は見た!
遺品整理屋は見た!

吉田 太一著

扶桑社 (2006.9)

\1,260

評価:☆☆☆☆


 敬愛するVIVAさんのブログで紹介されていたのに興味を引かれて手に取った。(VIVAさんの紹介文はこちら

 死が普通の生活から切り離され、病院などの一種違う世界に隔離されてからなのか、普通の生活の中での死が想定されなくなっている。だから、マンションで死んだ人をエレベーターで下ろそうとしても入りきらないなどというようなことが起こる。

 ところが、人は死ぬ。どこででも死ぬし、しかもその死はいつ起こるか分からない。著者らが携わってきたのは、そうやって不慮の死を遂げた人々の遺品を整理する、そんな仕事である。なお、著者は遺品整理を行うキーパーズの社長とのこと。どんな仕事をしているかはこのサイトを参考にするのが良いだろう。



 ことの性質上、どうしてもきれいごとだけでは済まされない世界である。なので、気になる方だけ続きを読むを選択してください。
 死の現場は、決して綺麗ではない。自殺にしても自然死にしてもそれは同じこと。人は死ねば腐るし、腐れば悪臭が、それも極めつけの悪臭が周囲に漂うことになる。自殺の現場では壁やふすまが血塗れになり、死に方によっては内臓や排泄物が床にちらばる。季節や場所によっては遺体が液状化する。

 そんな現場に、好んで足を踏み入れたい人はいない。しかし、家で死んだ場合にはその現場に貴重品があるので遺族はそれを必要とする場合もある。部屋をそのままにするわけには行かないという事情もある。車での練炭自殺では、その車を始末しなければならない。

 遺された遺品には、遺族がどうしても必要な貴重品もあれば、思い出の品も有り、故人が決して見せたくは無かったようなものがある。不精な人が住んでいたところではコンビニ弁当やカップ麺の入れ物が散乱している。ゴキブリが壁一面を覆っていることまであるという。

 綺麗ごととはかけ離れた、そんなことを事業として行っているなかで出会った印象的な事件についてまとめているのが本書。

 ある現場では若くして突然死した若者の遺品を家族の慟哭の中で片付け、またある現場では孤独死して誰も引き取り手の居ないところを整理する。

 死、葬式、遺族の悲しみ、という流れが一般的な人がイメージする自分の死だろうし、多くの人はそういうイメージ通りの死を迎えるだろう。そんな死を迎えられなかった場合について貴重な視点を与えてくれ、衝撃的な現場が多々あることを教えてくれる本。そんな壮絶な現場での仕事の中で、常に誠意をもって温かみのある文章を書いているところに好感が持てる。こんな世界があるのだと教えてくれる、意外な書。
関連記事
スポンサーサイト



ノンフィクション | 2007/05/11(金) 23:08 | Trackback:(0) | Comments:(2)

献本サイト レビュープラス

ランキングに参加しています。面白いと思ったら押してくださいませ。
(ランキングサイトが立ち上がります。不快でしたら無視して下さい)
にほんブログ村 本ブログへ

TBおよび、記事のしかも最初で拙ブログに言及してくださって、ありがとうございます。

おっしゃるように“意外な書”でした。確かに誰かが、整理、片付けなければならないのですから、ビジネスにはなるんですけどね。

読後はいつ交通事故にあうかも知れないし、自分の部屋は大丈夫か、見回してしまいました。

これからもよろしくお願いします。
2007/05/12 土 17:57:45 | URL | VIVA #-編集
VIVAさん、ご丁寧にありがとうございます。

本当に意外な本でした。
正直、遺体の処理まで民間業者がやるというのは驚きでした。

読んでいるだけで大変そうな中、死者にも生者にも礼を払っているのが伝わってきたのが印象的です。

私の部屋は・・・・・・
まあ、死人にくちなしってことで(意図的誤用)
2007/05/15 火 00:04:52 | URL | すかいらいたあ #-編集
コメントの投稿
管理者にだけ表示を許可する