カレンダー
09 | 2017/10 | 11
1 2 3 4 5 6 7
8 9 10 11 12 13 14
15 16 17 18 19 20 21
22 23 24 25 26 27 28
29 30 31 - - - -
プロフィール

Skywriter

Author:Skywriter
あまり一般受けしない本ばかりが好きと言う難儀な管理人です。
お勧めした本を面白いと思ってもらえると最高です。

BK1書評の鉄人31号。
鉄人


宣伝目的以外のあらゆるコメント、TBを歓迎します。

↓ランキングに参加しています。面白いと思ったら押してください。


にほんブログ村 本ブログへ


kids goo弾かれサイトですので閲覧はご注意を。頭が悪いのが伝染する恐れがあります。
notforkids.jpg

FC2カウンター
最近の記事
Tree-Arcive
カテゴリー
最近のコメント
最近のトラックバック
巡回先

にほんブログ村 本ブログへ



うちの子も元捨て犬です。今はすっかり我が家の一員。甘えるのは下手だけどとっても可愛い子です。

Skywriterさんの読書メーター

ブロとも申請フォーム
ブロとも一覧
ブログ内検索
RSSフィード
スポンサーサイト
上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

スポンサー広告 | --/--/--(--) --:-- | |

献本サイト レビュープラス

ランキングに参加しています。面白いと思ったら押してくださいませ。
(ランキングサイトが立ち上がります。不快でしたら無視して下さい)
にほんブログ村 本ブログへ

310冊目 地球温暖化は本当か?
地球温暖化は本当か?

矢沢 潔著

技術評論社 (2007.1)

\1,659

評価:☆☆☆☆☆


 産業革命以後、人類の活動の影響による二酸化炭素の急増は地球を温暖化させ、かつて無いほどの環境破壊をもたらそうとしている。既に平均気温は0.6℃上昇し、南極やグリーンランドの氷が溶け始めている。このまま二酸化炭素の排出を続ければ早晩地球環境は激変し、人類は勿論のこと多くの生物に大きな影響を与えずにはいられないだろう。一刻も早く二酸化炭素の排出を抑え、二酸化炭素レベルを下げなければならない。

 このような類の恫喝を聞いたことがあると思う。その究極の姿が京都議定書である。

 ところが、驚くべきことにこの”科学的言説”には確たる証拠が何一つとして存在しない。本書は否定派としての立場ではなく、懐疑派としての立場から地球温暖化論がどこまで正しいのか、また、仮に温暖化しているとしたらどれほど大きな問題なのかを明らかにしている。

 まず、京都議定書の持つ政治的な側面から。これだけでもナイーブに地球環境を思ってきた人はショックを受けるはずだ。なにせ、ヨーロッパ諸国は日本にだけ不利な条件を押し付けて自分たちはなんら努力をしなくても目標を達成できる立場にあり、総排出量のたった二十分の一しか占めていない日本にだけ過度の義務が課せられているという。ブッシュのアメリカが京都議定書から脱退した理由は、ブッシュの孤立主義ではなくて二万人に及ぶ科学者たちの署名が少なからぬ影響を与えているなど、温暖化論のみを煽るニュースメディアでは目にすることができない貴重な事実を教えてくれる。

 そう。地球温暖化論は科学じゃない。政治の世界の出来事なのである。だから、地球温暖化の証拠は捏造されてきたし、今もまともな調査はろくに行われていない。

 最近の観測データによれば、グリーンランドや南極の氷はむしろ増加しているという。なぜ温暖化して氷の量が増えるのか。氷が増えているのになぜ海面が上昇するなどという予想がまかり通るのか。不思議なことだ。

 でも、二酸化炭素濃度と温度のグラフを取ると明らかな一致が見られるではないか。ずっと安定していた気温が近年になって上昇したことを示すホッケースティック曲線を見たことがある。そう思うかもしれない。しかし、いずれのグラフにも問題があることが分かっている。そもそも、観測自体ろくに行われていなかった時代の気温を見てきたかのように推定することには大きな疑問があると言わざるを得ないだろう。

 地球温暖化論はなぜこうも根強いのか、という疑問には、既に答えは出ている。これが科学ではないからである。最早これは政治の問題で、研究者にとっては貴重な予算を確保する道なのだ。だからこそ気象学者らは太陽活動と地球の気温が相関することすら認めず、あたかも太陽からの熱量はいつでもどこでも一定で、二酸化炭素の量だけが地球の温度を決めているかのように装う。空気中には温室効果を持ち、二酸化炭素より遥かに多く存在する水蒸気は無視して。

 問題なのは、これら無視してはならないことを無視していることだ。政治と結びつき、予算を獲得するのが科学なのではなく、多くの可能性を認めながら懐疑的に物事をとらえていかなければ、それは疑似科学に堕してしまう。残念なことに、地球温暖化論はこの類なのだろう。

 更に。かつて恐竜が地上を闊歩していた頃、北極圏は南国のような気温だった。化石の証拠から北極圏が寒冷ではなかったことが分かっている。では、それで不都合があったのか。

 いや、そんな昔のことは役に立たん、とおっしゃるかもしれない。しかし、今は氷で不毛な世界最大の島、グリーンランドはなぜ緑の島と呼ばれるのか。それは、ヴァイキングが活躍していた頃には実際にあの島が緑に覆われていたからである。これほどまで近い時代にも、それほど温暖な時代があった。そして、ヴァイキングが活躍した時代に地球規模で大問題が起こっていたとの証拠は無い。イングランドやヨーロッパの沿岸地域は大変だっただろうが。

 地球温暖化論に対して懐疑的な視線を持ちながら、冷静で分かりやすくまとめられている良書であると思う。話は面白く、なぜ温暖化論がこれほど力を持っているかが分かるし、その問題点も分かる。踊らされる前に、読んでおく価値は高いと思う。冷静であること。正しく恐れることは大事だが、その前提にあるのは正しい知識があることだから。
関連記事
スポンサーサイト

その他科学 | 2007/04/24(火) 23:53 | Trackback:(0) | Comments:(4)

献本サイト レビュープラス

ランキングに参加しています。面白いと思ったら押してくださいませ。
(ランキングサイトが立ち上がります。不快でしたら無視して下さい)
にほんブログ村 本ブログへ


グリーンランドはかつて緑の島だったとかいうのを真に受けていて大笑いしました。
当時、ヴァイキングが進出していった他の島は緑ではなかったんですか?もしグリーンランドに緑があふれていたのなら、他の土地はもっと緑が多かったはず。なぜことさらグリーンランドだけ緑の島などと名付けたんですか?
2007/05/04 金 15:12:10 | URL | カオスさん #-編集
>名無しさん

名乗りもせずに質問を投げかけるのは大変に不義理かつ失礼であることを、まずは申し上げたいと思います。
次いで、自分が知らないことに関しては、まずは調べてみることを強くお勧めいたします。

知らないのは恥ではありません。誰しも知らないことは沢山あります。もちろん私にも。
それでも、知らないことを棚に上げて間違った知識を振りかざすことは御自身の為になりません。

さて、質問にお応えいたします。
ネタ元は『歴史を変えた気候大変動』(ブライアン・フェイガン/河出書房新社)。

――以下引用――

一族のあいだに昔から伝わる貴重な航海術を身につけたエイリークは、(略)グリーンランドの南西部に到達したのである。
 島には彼らのほかには誰もいなかった。そこには牧草にできる草が生い茂り、燃料になる柳が鬱蒼と生えていた。(略)エイリークは肥沃な土地を見つけたという吉報をもってアイスランドに戻り、その島を「緑の地(グリーンランド)」と名づけた。「魅力的な名前がついていたほうが、そこへ行ってみたいと人に思わせることができるからだ」。
(P.36)

――引用終わり――

中世には有名な温暖期があり、その頃は今よりもずっと暖かだったわけです。
今の時代だけをもって過去全ての時代を決め付けようとするのは傲慢な姿勢以外の何物でもありません。

少なくとも、グリーンランドが緑の地であるほど暖かかった時代がすぐ過去にあるのに、0.何度の温度上昇が人類滅亡に繋がるかのように騒ぐのは、科学からかけ離れた姿勢としか思えません。

環境に興味があるなら、地球温暖化信者ではない、あるいは冷静な専門家が書いた文章も読んでみると面白いと思いますよ。
引用もとの本もこの『地球温暖化は本当か?』と併せてお勧めしたいと思います。
2007/05/04 金 21:34:36 | URL | すかいらいたあ #-編集
「無慈悲な夜の女王」でぐぐっていたら流れ着きましたw
私も様々な分野の書籍を読むのが好きなのですが、ここにある書評のおかげでまた読みたい本が増えてしまいそうです。・゚・(ノ∀`)・゚・。
--------------------------------------
「地球温暖化は本当か?」
この議論はまだまだ続きそうですね。
素人なもので、どっちなんだろうなぁ、といった感じのよろしくない地球人ですがw

これと似た話で思い出したのが、近年のマグロの漁獲制限ですね。大学時代に少しこちらの方も勉強したのですが、捕鯨や最近のマグロの漁獲制限などもわかり易すぎるほど政治と直結しています。最近ザトウクジラが資源回復をしたと新聞にも出ていましたが、正確には「確度の高い調査が行われた結果、資源量に問題は無かった」だけのことです。今更クジラが獲れても、捕鯨基地の数も知れてますし産業としての力は取り戻せないでしょうね。そして今、同じ事がマグロでも繰り返されようとしています。

国際的に「義」を認めて貰う為の材料として環境問題は確かに便利ですが、本当に必要になった時はどうするつもりなんですかね。

「科学的」という言葉が軽々しく用いられる現代において、本当にそれが「科学的」なのかを問う書物は人類の宝だと思います。
-----------------------------------
これからもちょくちょく覗かせて頂こうかと・・。更新楽しみにしてます(*^ー゚)/~~
2007/05/04 金 23:24:21 | URL | 泉 #kCREIVmc編集
泉さん、はじめまして。
「様々な分野の書籍を読む」のは、それこそ様々な視点を与えてくれるのでとても楽しいものですよね^^
最大の難点は読みたい本が幾何級数的に増えることと、収納に困ることでしょうか。

さて、環境問題にはどういうわけかちょっとアレな人々が首を突っ込みたがる傾向があるようです。グリーンピースとか。

その結果、極めて嘆かわしいことに環境問題は科学ではなく政治の話題となってしまいました。まずはその認識を持っておくことが大事だと思います。

捕鯨については188冊目で紹介した『動物保護運動の虚像』で取り上げておりますが、これまた政治の世界なので厄介ですね。この本では次はマグロだと述べられていて、その通りになっているのが著者の慧眼を示していると思います。
http://skywriterbook.blog68.fc2.com/blog-entry-188.html

さて、本書の魅力としてもう一つ大きいのは、環境問題がこれほどまでに政治化しているということを認識した上で、それでも二酸化炭素を過剰に出すことが良いこととは思えないという冷静な姿勢をとっていることです。

また、地球の自然のサイクルで現われる温暖化あるいは寒冷化を防ぐ技術的な手段についても具体的に書かれていて楽しむことができました。そういう点でもオススメです。

「「科学的」という言葉が軽々しく用いられる現代において、本当にそれが「科学的」なのかを問う書物は人類の宝だと思います。」とおっしゃる点については本当に同感です。ついでにこれが面白ければ永遠に語り継ぐべき本になるでしょうね^^


満足いただける書評を書けるかどうかは分かりませんが、是非また遊びにいらしてください。
2007/05/05 土 00:24:15 | URL | すかいらいたあ #-編集
コメントの投稿
管理者にだけ表示を許可する



上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。