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305冊目 相対論がプラチナを触媒にする
相対論がプラチナを触媒にする

村田 好正著

岩波書店 (2006.11)

\1,260

評価:☆☆☆


 プラチナ、日本名を白金といえば、貴金属で有名なので指輪などの原料として知る人が多いのではないか。ところが化学の世界では、プラチナは優れた触媒として名を馳せている。一時期世間を騒がせ、現在ではガセだということが判明している常温核融合もこのプラチナを使っていたものだった。

 このプラチナの触媒作用を説明するのに相対性理論が役立つというのはなんとも意外な話である。というのは、極微の世界を支配しているのは量子力学であって相対論ではない。相対論と量子力学はなかなかに相性が悪い法則で、理論物理学者たちはこの二つの法則を結び付けようと日夜頭を悩ませているのだ。そんな背景を知れば、本書に興味が沸いてくるのも分かるだろう。

 そんなわけでで、読んでみたのだが、どうも化学に苦手意識を持つ人には勧められないのではないか、と思わずにはいられなかった。化学を専攻していない人への配慮として例を多く取り上げて分かりやすくなるように心がけているのは伝わってくる。しかし、簡略化の方向がちょっとずれているためか、文章に引き込まれることがなかった。このあたり、『人類が知っていることすべての短い歴史』の著者ビル・ブライソンのすごさを改めて思うことになってしまった。

 それでもプラチナがなぜ触媒作用を持っているのかはとてもよくまとめられているし、相対論がどのように触媒機能を支配しているかも分かりやすかった。

 たとえば一酸化炭素を二酸化炭素に変える反応の場合、まず一酸化炭素がプラチナの表面に吸着する。すると一酸化炭素と結びついたプラチナの配置が変わる。反応後に二酸化炭素を放出すると再びプラチナの配置は元に戻るのだが、このときの変化が目に見えるような写真が掲載されている。金属表面の原子が簡単に配置を変える姿が見られてなかなかに面白い。

 結晶構造など、説明的な文章が多くなってしまっているし、正確に表現しようとするためか数式もいくつか出てくる。なので、化学や物理の道に進んでいる方には分かりやすいかもしれないが、そうではない方は写真を眺めながら、理解できないところは理解できないと思って読み進めるのが良いのかもしれない。それでも図版の面白さやミクロの世界にも相対論が使えることの面白さの一端を垣間見ることができるのではなかろうか。
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その他科学 | 2007/04/17(火) 23:39 | Trackback:(0) | Comments:(0)

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