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270冊目 諜報機関に騙されるな!
諜報機関に騙されるな!

野田 敬生著

筑摩書房 (2007.1)

\777

評価:☆☆☆


 007に見られるように、スパイが大活躍する物語は根強い人気がある。しかし、実際の諜報の世界となると知られていることは少ない。知られていないが故に、過度の期待を抱いたり、あるいは軽視しすぎてしまっては、世界を見誤ることになる。特に、現在は日本でも諜報機関の強化が叫ばれている。そんな中で諜報機関について冷静な知識を得ておくことは重要であろう。

 本書は諜報の手段にはどのようなものがあるかという解説から、近現代に見られた諜報の実際の姿の紹介まで、諜報機関が何を扱い、どれほど力を持ち、どこに限界があるのかを探る。豊富な実例から諜報機関は完全ではなく、思い込みや情報を得られないことによる失敗は枚挙に暇がないことが分かる。

 たとえばイラク戦争前において、アメリカはイラクに大量破壊兵器が存在する確かな証拠があると主張して開戦に踏み切った。大量破壊兵器がどうやらなさそうだとなると、アルカイダと結んでテロネットワークを作りその拠点となっていたことが危険なのだとその主張は変わった。自分の上に爆弾が降らないならいくらでも戦争に賛成できる人々が嬉々としてアメリカの戦略を支持したが、その結果として明らかにイラクは失敗国家に堕し、世界はより不安定になってしまった。なぜこんなことになったのか。大量破壊兵器についての情報を得ることに失敗したからだ。(もっとも、ブッシュ政権は成立当初からイラクを潰すことを目標としていたので、理由などなんでも良かったし、その強引さに諜報機関が引きずられた結果がイラク戦争であって諜報の失敗が原因ではないとも言える)

 中国の反日デモや在上海総領事館員自殺事件、北朝鮮による拉致事件など、日本を取り巻く状況においても諜報が絡む話が多々取り上げられている。これらの事件についても丁寧に背景と流れを解説しているので、諜報機関の必要性については多くの方が納得するだろう。

 最後に著者の提言があるのも嬉しい。やはりたたき台としてどのようなことが必要なのかを知っておかなければならない。情報リテラシーとでも言うべきものが必要だし、諜報機関が暴走しないように歯止めをかけるシステムが必要だ。記者クラブなどという権力側からのコントロールをいくらでも受けてしまう制度を持つマスコミに期待できるのか?国会においても機密なので答えられないとしか言わない当局者を制御できるのか?課題はまだまだ多い。だが、もし必要なのであればなんとしても課題を乗り越え、必要な機関を作り上げなければならないのだ。諜報機関を作れば良いと思う前に、十分に知ることが必要だろう。本書はその一助になると思う。
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ノンフィクション | 2007/02/14(水) 22:46 | Trackback:(0) | Comments:(0)

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