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20冊目 世界を変えた地図
世界を変えた地図

サイモン・ウィンチェスター著 / 野中 邦子訳

早川書房 (2004.7)

\2,730

評価:☆☆☆☆

 地図を作るというのは実に大変なことである。それは、例えば地図を作った人びと 古代から観測衛星最前線にいたる地図製作の歴史なんかを読めば実感させられる。

 しかし、地図はまだ表にでているからその作製に大変な労力がかかりはするものの、天才の存在は不要である。しかし、地図は地図でも地下の構造だとどうだろう。地下は見えない。地下の世界を描き出す地図というのはどうやって作られたのか。

 その歴史を追いかけると、イギリスの裕福でもなければ十分な教育を受けたわけでもない1人の男に行きつく。その男の名前こそウィリアム・スミス。

 今となっては地質の年代測定に放射性元素の減衰率を用いたり、すでに生存した年代が明らかな生物の化石を利用したりすることで、特定の地層がいつごろ形成されたのかを探ることは比較的容易である。勿論、そのときに地球の環境が実際どうだったのかを知るための研究は容易ではないが。

 しかし、スミスの生きた時代はそうではなかった。当時は、地球の歴史は聖書から逆算した6000年程度と思われていたのだ。そして、太古の時代に生きた生物の化石は、神が生物に似せて作り出した石、と見做されていたのだ。化石と地層と歴史は、連続性を持った情報と思われていない時代。そこにスミスは産まれ、そしてその恐るべき洞察から地層に秘められた謎を追いかけることになる。

 スミスは優れた洞察の他に、フィールドワークに必要なあらゆることを意図せずして身につけ、情熱を持って地質図の作製に取り組み、15年の年月をかけてようやく地図を完成させる。

 本書はこの地質図の作製に人生をかけたスミスの伝記であり、同時に地質学の黎明期についての記録である。スミスという個性がどのようにして形成されたのか。スミスの人生を賭けた地図はどのようなものになったのか。そして地質学という分野がどのようにして出来上がって来たのか。それらについて、冷静な筆致で描き出している。

 地図や地質学に興味がある、あるいはイギリスという土地に関心を持つ人には面白い本である。文章も面白いし、当時の風俗にも興味を惹かれる。

 自分だったら、どうやって地質の年代を確定できるだろうか?と考えて見て、答えが分からなかったら、その答えは、この本の中にある、と言って過言ではなかろう。地質学に興味が無くても、決して退屈することなく読めると思う。
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その他科学 | 2004/08/27(金) 14:04 | Trackback:(0) | Comments:(0)

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