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234冊目 ナスカの地上絵
ナスカの地上絵

シモーヌ・ワイスバード著 / 恩蔵 昇訳 / 川崎 通紀訳

大陸書房 (1983.5)

\1,575

評価:☆☆☆


 古い本である。なにせ1983年。おまけにこんなマイナーなものを扱っているということで当然のように絶版。ナスカ展があったこともあってそれ以前からの興味が昂じて読んでみた。こういうときには古本屋に感謝したくなる。

 本書はナスカの地上絵を中心としたナスカの文化について広範な話題を扱っている。というのも、地上絵がなぜ、どのように描かれたのかということに加えてモチーフが選ばれた理由にも迫ろうと思えば、モチーフが持っていた意味を探らなければならないからだ。

 その結果、ナスカの灌漑や当時の環境について実に興味深い話題が取り上げられることになる。私にとっては彼らが作り上げた段々畑が印象的だった。斜面を有効に使う手段であるということは分かっていたが、南米でも使われていたとは想像していなかった。また、環太平洋の島々と何らかの交流があった可能性が示唆されているのが面白い。頻繁な行き来があったとは思えないので、恐らくは限られた回数と人数の接触だったのだろうが、それが文化に残るというのはとても面白い。

 もう一つ、ナスカ展でも大きく取り上げられていたミイラやそこに見られる脳外科手術の跡についての発見は考古学における偶然の発見が持つ大きな価値を認識させてくれる。王家の墓が見つかるまでの話は俄かには信じられないほどの偶然で、盗掘に遭っていないその墓の発見によって実に多くのことが推測できるようになった。

 また、ナスカはインカとも交流があった。本書でも取り上げられているので、まるでナスカを中心とした南米全般の文化史のような観を呈している。

 ところが欠点もある。翻訳が悪文ですらすら読めないのが欠点だと思う。もう一つの欠点は、多くの説に触れようとするあまり冗長になりすぎている。地上絵の成立について主要な説を併記するならそれがいくつかあったら面白いのだけど、それに加えてどうしようもない説まで並べられていると話の腰が折られてしまう。

 それでも著者のナスカへの入れ込みを強く感じさせられ、様々な異説にまで目配りをしてできるだけ冷静に研究を進めようとする意欲は伝わってくる。南米の歴史や文化に興味がある方は探し出してみたらどうだろうか。
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その他歴史 | 2006/12/09(土) 23:41 | Trackback:(0) | Comments:(0)

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