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225冊目 参謀本部と陸軍大学校
参謀本部と陸軍大学校

黒野 耐著

講談社 (2004.3)

\756

評価:☆☆☆


 1937年の支那事変に始まる中国との全面戦争を経て太平洋戦争で敗北するまで、日本は足掛け9年間戦争を続けた(満州事変からだと15年間)。その間、政略と軍略は必ずしも一致せず、国家として目指す大戦略は遂に生まれる事が無かった。

 大戦略の欠如は目先の勝利に酔って大局を見ない、近視眼的対応を生み、やがては大国全てを敵に回しての大戦争に至ってしまったわけだ。

 政略と軍略はなぜ一致しなかったのか。その原因を、著者は組織論の視点から追求する。陸軍の創設から参謀本部の成立、そして陸軍大学校の開校とそれぞれの運営を通して、良くも悪くもその後の歴史を生み出した流れを概観している。

 戦争というとどうしても軍部の独走というイメージがあるが、しかし本書は安易にその立場を追認したりはしない。近衛らの文官がより積極的に蒋介石との交渉を拒否し、落としどころを誤っていく姿も描かれている。しかし、それを加えてもやはり軍部は政治の掣肘をあまりに受けなかった。いや、実態はもっと深刻で、軍中央の統制すら現場の部隊は受け入れなかった。所謂、下克上である。

 本書ではその独走の原因となった、政治からの容喙を受けない組織体制の成立を陸軍創設時から認められるとする。そうした欠陥を内包した組織がなぜ日清・日露戦争に勝てたのか。著者はそれを軍の側の冷徹な判断に求める。また、興味深いのはこの頃から既に日本軍の兵站軽視が見られることだろう。

 そして陸軍大学校にも近視眼的な視点は宿っていた。やはり兵站は軽視され、大戦略は省みられずに戦闘場面での教育に焦点が当てられ、そして参謀と将軍という異なる役割を持つ役割に就かせるための学生たちに一律に同じ教育を施すという無意味な行動に走る。

 どの例を見ても大局を見て先を計算する視点が欠如しているのが良く分かる。焦点が絞られているため著者の指摘は説得力を持ち、それが本書を理解しやすくしているだろう。軍部がなぜ独走できたのかを手軽に知るのに適した本だと思う。
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太平洋戦争・二次大戦・現代史 | 2006/11/25(土) 23:56 | Trackback:(0) | Comments:(0)

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