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223冊目 そして、奇跡は起こった!
そして、奇跡は起こった!

ジェニファー・アームストロング著 / 灰島 かり訳

評論社 (2000.9)

\1,680

評価:☆☆☆☆☆


 冒険に行きたい男子を求む。収入少。極寒。まったく太陽を見ない日々が数ヶ月続く。危険が多く、生還の保証はない。成功した場合のみ、名誉と賞賛を得る。

 シャクルトンが南極大陸横断計画を始めるにあたっての隊員募集要項である。この募集に5千人もの応募があったという。1914年、シャクルトンはエンデュアランス(不屈の忍耐)号に乗り込み南極横断を目指して故国イギリスを発った。

 ところがこの年はいつも以上に厳しい寒さが極地を襲っていた。1915年1月、エンデュアランス号は南極を160km先に望みながら氷に囲まれ、動きが取れなくなる。南極大陸横断という壮大な計画は、南極大陸の地に踏み込むことなく失敗に終わるのである。

 エンデュアランス号の面々は特に絶望したわけではない。船はあるし、ペンギンやアザラシなど食料は手に入れられる。氷が越冬して船が動けるようになれば帰れるのだ。だから彼らは冗談を忘れず、それなりに楽しく過ごしたようである。「恋人たち、そして妻たちへ ――― 両方が鉢合せしないよう護りたまえ」と。

 希望は、しかし長くは続かない。エンデュアランス号が氷に破壊されてしまったためである。彼らに残されたのは、救命ボートとわずかな物資だけ。やがて持ってきた食料は尽き、南極の冬が襲い掛かる。ここからがシャクルトンの名を今に至るまで輝かせている冒険の、本当の始まりだったのだ。

 シャクルトンの不屈の忍耐、類まれなる統率力、そして判断力と気力は絶望的とも思える状況にあって隊員たちの支えとなる。シャクルトンは全員を率いて荒れ狂う南極海をボートで進みエレファント島にたどり着き、そこからは6名の隊員のみで1000kmを超える救援の旅に出発する。ボートと四分儀だけを頼りに。

 次から次に苦難が襲い掛かってくるが、それらをことごとく退け、シャクルトンは脱出行を成し遂げる。驚嘆すべきことに、極寒の地に1年半も閉じ込められながら誰一人欠くことなく隊員を生還させたのだ。救助を待った者は、救助隊と共に戻ってきたシャクルトンにこう言ったという。「ボス、あなたならもどってきてくれると信じていました」

 シャクルトンは、部下が待っていたから脱出をやり遂げられた、という。過酷な環境にあった部下の離反を招かず、ここまで信頼を寄せられたのだろう。その筆舌に尽くしがたいほど厳しく辛い旅は人間の想像力を超えたところにある。生還を夢想すらできない、そんな旅を成功に導いたシャクルトンの冒険には圧倒的な感動があると思う。優れたリーダーによる冒険の時代、中でも燦然と輝く金字塔であると言って過言は無かろう。

 そのリーダーシップ、決断、そして仲間への連帯感は時代を超えて我々に訴求するものがある。冒険譚としてもノンフィクションとしても実に面白く、ページを繰る手が止まらないほどだった。多くの方にお勧めしたい。

 極地の天候の厳しさについての説明があることで、シャクルトンの置かれた状況の酷さが伝わってくるのと同時に、極地の持つ独特の気候条件についても興味が沸いてきたのも事実である。極地についてはいろいろと面白い話がありそうと思われる。そういう興味を持たせてくれた点でも嬉しい。
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ノンフィクション | 2006/11/23(木) 19:31 | Trackback:(0) | Comments:(0)

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