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216冊目 馮道
馮道

礪波 護著

中央公論新社 (2003.10)

\1,150

評価:☆☆☆☆


 昔、「1人より2人が良いさ、2人より3人の方が良い」という歌があった。数学的帰納法によると多い方がずっと良くなるように思われるわけなのだけど、そうではない分野というのも確かにある。

 歴史もその1つで、あれだけ多数のファンを持つ三国志と比べて当社比3倍以上の国々が覇を競った5代10国時代のファンはそりゃあもう圧倒的に少数派であろう。そもそも、5代10国なんて世界史の時間で聞いたことがあるくらいで国名なんて1つも知らない、という人も珍しくないのではなかろうか。

 本も糸口も少ない。だから人気が無いのか人気が無いから本が少ないのか。人気の無い理由は、王朝の交代が余りに早すぎるため、思い入れを持ちにくいことにあるのではなかろうか。

 そんなご時勢なので、馮道を取り上げた本があり、版を重ねているというのは正直、驚きものである。馮道は唐が滅んで宋が成立するまでの政変と争乱の時代に生まれ、なんと5朝8姓11人の天子に仕え、各国で宰相を歴任した人物。王朝が変わっても平然と次の政府に出仕し、それどころか情勢が固まる前から次の実権者を見極めた行動を取った彼に対し、後世に多くの者が批判を加えた。曰く、破廉恥漢である、と。

 しかし、安定した状況にあって1つの政府に仕え続けることが容易どころか常識となった時代と、戦乱が続き王朝が興亡を繰り返す時代では身の処し方が異なってくるのは当然のことだろう。馮道がそうしなければならなかった時代を考えてようやく、多くの王朝でなぜ彼が大臣、宰相を歴任できたのかのなぞに迫ることができる。

 武辺の世の中にあって、馮道はさしたる名家でもなければコネも無い中で博識多才と人柄を評価されて出世を重ねた。生き物は極力殺さない。草も抜かない。そんな人物がそのまま政治家として大成するのは難しいように思えてならないが、だがそれゆえに彼は出世したのだろう。

 馮道という、なかなか知られていない人物を魅力たっぷりに、かつそれまでの毀誉褒貶とは切り離して語る本書はなかなかに面白い。ただ、やはり王朝が多すぎてなかなか1つのストーリーとして頭に入ってこないのが弱点か。あくまで馮道の評伝として読み、背景の歴史部分については流して読み、戦乱の時代の中で馮道がどのように民を護ろうと腐心したか、そこを楽しんだ方が良いかも知れない。5代10国時代に興味があるなら、通史としても楽しめるだろう。
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中国史 | 2006/11/08(水) 22:14 | Trackback:(0) | Comments:(0)

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