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206冊目 オカルト探偵ニッケル氏の不思議事件簿
オカルト探偵ニッケル氏の不思議事件簿

ジョー・ニッケル著 / ジョン・フィッシャー調査協力 / 佐藤 雅彦訳

東京書籍 (2001.7)

\2,310

評価:☆☆☆☆


 信仰というのは実はたやすいこと。考えることを放棄して権威の言うことを鵜呑みにしてしまえばいい。その信じる先が既存の宗教でも自分が起こす宗教でもはたまた科学でもイデオロギーでも同じ。それと比べたら懐疑主義者であることは大変な苦労を伴う。科学や技術、歴史に関する知識を縦横に駆使して決して特定の事柄を無条件に信じることなく、かといって根拠もなしに否定することも無い。そんな懐疑主義者に、私はなりたい。

 でも、自分がなるのは難しい。そんなときこそ世の懐疑主義者の力を借りるべきだろう。著者のジョー・ニッケルはケンタッキー大学で教鞭をとる傍らで懐疑主義団体CSICOPの一員として世にはびこる怪しい言説を取り上げて徹底的に検証している。おまけに、手品の腕はプロ級。

 なぜ手品の技能が必要かといえば、しばしばオカルトで手品の技術が流用されているからである。もはやオカルトというよりもむしろ詐欺のような印象を受けるが、実際に詐欺としか言いようの無い事例が数多存在することを目の当たりにするとオカルトの正体見たり、という気がしなくも無い。

 厄介なのは、特定の自称超能力者がただのインチキだったと明らかにしてもそれは超能力が存在しないことの証明にはならないことである。だから懐疑主義は難しい。だからこそ著者らの行動は続いているのだ。

 本書で取り上げられているのは、幽霊屋敷、水晶ドクロ、人間消滅事件、降臨の証とされる聖母マリア像、ダウジングの真偽、人体自然発火現象、バルバドス島の地価納骨室で棺が動き回る怪異など、全部で10の不思議事件である。

 このうち水晶ドクロは知名度超一級品のオーパーツで、その不気味でありながら見事な造形が魅力を呼んだために日本でもかなり有名である(世界の謎というサイト中の水晶ドクロにて写真を見ることができます)。結論から言えば、このドクロはマヤ時代に作られたという発見者の証言は当てにならないどころか、発見者がなんとロンドンで他人から売ってもらったことが明らかになるなど証言の出鱈目さが際立っていて、とても信じられないとのこと。昔の人々が時間をかけて削ったものかと思っていたのに、なんと踏み車(トレッドミル)を用いた工作器具の加工跡があること、金属ドリルの跡があることなど古代へ思いを馳せることすらできなくなる証拠が続々と出てきてしまう。おまけに材料の分析によってマヤ時代に作られた可能性が否定されてしまうなど、騒がれる話もじっくり調べてみれば不思議が剥ぎ取られていくのが感じられる。

 そのほか、ダウジングではダウザーたちを集めて実験をやったところ惨憺たる失敗に終わり、人体自然発火を調べてみれば明らかに犠牲者が火を使っていた証拠がある。それどころか明白な殺人事件まで紛れ込んでいる始末で、これまた語られるほどの不思議は存在しないことが分かってしまう。

 意外なのは人体がこれほどまで燃えるということ。どうやら脂肪分がゆっくりと体外に出ることで燃料をゆっくり補給することになるようで、これを読んで三国志の悪漢で巨漢で有名な董卓が暗殺後1週間もの間燃え続けたのもこの原理かと思ったものである。大げさになっている点は無視できないだろうが。

 不思議の仮面を剥いでいく仮定で、大変多くの事実の解明があり、インチキや事実の捏造が判明する。明らかにされる事実は、単純にオカルトを信じることで開ける展望よりもずっと多くのことを教えてくれる上に、信じるよりももっと面白いことがあることを示しているように思えてならない。また、こうした本を読むことで不思議には裏があるかもしれないということに注意が向くわけで、面白いだけではなくためにもなるだろう。オカルトに(たとえ肯定的なものであっても)興味を持つ方も是非手に取ってもらいたい。



 なお、
“日本ダウザー協会監修”のダウジング用USBメモリ
なんてものもあるそうだからダウジングに興味がある方はこれで実験してみても良いかもしれない。
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反疑似科学・反オカルト | 2006/10/23(月) 23:46 | Trackback:(0) | Comments:(0)

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