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197冊目 傭兵の二千年史
傭兵の二千年史

菊池 良生著

講談社 (2002.1)

\756

評価:☆☆☆☆


 世界で2番目に古いと自称(?)する職業は多々ある(勿論、一番は売春)。その中の一つが傭兵という。古くはギリシア時代、ペルシアから敵中を6000km遁走したクセノフォンが率いていたのは傭兵部隊というから、その時代には既にこの職業は成立していた。

 時代は下って、現在でも外人部隊という名の傭兵部隊を抱えている国もある。たとえばフランスである。本書はクセノフォンの時代から現在に至るまでの傭兵の歴史を概観している。

 傭兵の歴史は、しかし傭兵だけを取り出して語ることはできない。傭兵が必要となるのは当然のことながら戦争の場面であるから、その歴史は戦術、技術、一般人の意識、権力のあり方と実に多岐に渡る事象と密接な関連を持つことになる。

 私としては傭兵は戦争が無くなると必然的に食い扶持を失うようになることからやる気の無い戦争の振りに明け暮れ、碌に戦いもしなかった姿を想像していた。しかし、それはマキャベリらが生きた時代のイタリアには当てはまるがそれ以外の地域や時代では決して当てはまらないことだったというのに驚いた。

 たとえば、自由市民しか軍務を課せられなかったローマでは、軍務は自由市民の誇りであったが、壮丁が戦争に行くことで没落する家が相次いだことから軍務への嫌悪感が増し、それがカネで雇える軍隊=傭兵の導入につながったこと、傭兵はやがて有力者の私兵となってローマを動乱に追いやったことなど、興味深い話題が続く。

 紙面を最も割いているのはやはり中世。スイスやドイツ、アイルランドなど傭兵を輩出した地域の事情とドイツ30年戦争など現在のヨーロッパを形作ってきた歴史の流れが分かりやすく書かれているので、中世から近代にかけてのヨーロッパの歴史を駆け足で辿っているようにも見える。

 本書における傭兵に関する物語は、ヒトラーによるレームの粛清まで続いている。こんなに近い時代まで傭兵たちが活躍していたことにも驚きを禁じえない。傭兵たちの戦いが確かにヨーロッパを形作る一つの動力源だったことを悟らせ、新たな視点を教えてくれた本書に感謝したい。歴史好きは読んで絶対に損はしないと思う。
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その他歴史 | 2006/09/30(土) 23:59 | Trackback:(0) | Comments:(0)

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