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191冊目 昆虫-驚異の微小脳
昆虫-驚異の微小脳

水波 誠著

中央公論新社 (2006.8)

\882

評価:☆☆☆☆


 昨夜は眠れなかった。ちょうど眠りに落ちそうになったとき、あの耳障りな甲高いぷ~~~~んという羽音が耳に接近。それは手で追い払ったもののやがて脚に猛烈な痒みが訪れる。しかも羽音は寄せては返す波のようでこちらの睡眠を効果的に阻害してくれる。

 最終解決として抹殺兵器:蚊取り線香の助勢を借りることで敵を駆逐することが出来た。そんな煩わしい思いをした人は私に限らず沢山いるだろうし、一晩限りでもないだろう。

 そう。こやつらはそのちっぽけな体には偉大な力が潜んでいる。蚊に限らず、昆虫たちは他の両生類魚類爬虫類鳥類哺乳類といった天敵やら競争相手やらと共にありながら何億年もの時間を過ごしてきたのだから。

 本書はそんな昆虫たちの見事な適応の背景にある、脳研究の最前線を垣間見せてくれる。実験に使われるのはトンボやバッタ、ワモンゴキブリ、コオロギ、アリにハチなど身近な生物ばかり。そして意外なほどに彼らが優れた神経系をもっていることが明らかにされる。

 たとえば、トンボのあの印象的な二つの大きな複眼の間には単眼があり、明暗について詳細な分解能を持ち、それが水平方向の検知に使われることははじめて知った。また、昆虫たちの記憶回路がどのようになっているか、かなり専門的なところまで解説されており、非常に興味深い。あのちっぽけな生き物たちにも我々と同じような短期記憶、中期記憶、長期記憶があり、それに対応する脳構造まで提案されているというのは驚きである。

 昆虫たちと他の生物との類似点は本当に興味深い。なにしろ、祖先が分かれたのが6億年以上前と思われているのに、哺乳類と明らかな遺伝子の共通点があったり、脳の使い方に類似点があったりするのだから。面白い話題が沢山あることと、新書でありながら専門的な点まできちんと説明されていることが本書の魅力である。

 ただ、専門に踏み込むところでは、ちょっと一般読者を置いていってしまっているのではないかと思われる点が多々ある。専門用語もそれなりに出てくるし、概念を分かりやすく説明してくれているとは言いがたい。

 そんな難点はあるけれど、昆虫の世界について興味深い視点を提供してくれているのは大きなメリットと思う。もし興味が沸いたなら、理解できないところは読み飛ばして面白そうなところだけ読む、という姿勢で読んでも十分に楽しめるのではないかと思った。
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生物・遺伝・病原体 | 2006/09/18(月) 17:48 | Trackback:(0) | Comments:(0)

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