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182冊目 パンツが見える。
パンツが見える。

井上 章一著

朝日新聞社 (2002.5)

\1,470

評価:☆☆☆

 スカートの奥には何があるのか。パンツである。もちろん、昨今の世の中ではジャージと応える嘆かわしい一団が存在することを除けば至極当然な答えであろうことは疑い得ない。

 たかがパンツは多くの男性の心を掴んで離さない。雑誌には有名アイドルのパンチラ写真が踊り、パンチラスポットがどうだとかチラリズムがどうだとか、話題に事欠かない。挙句の果てにはアナウンサーが女子高生のスカートの中を盗撮するなんて事件も起こって、他社のことなら針小棒大取り上げる日テレが突如として人権意識に目覚めて容疑段階だからと匿名扱いして失笑を買ったことは記憶に新しい。なにやら日テレ批判っぽくなってしまったのは気のせいではない。

 さて、そんな男心をくすぐってやまないパンツあるいはパンティであるが、日本で履かれるようになったのはそんなに遠い過去のことではない。そんなパンツの歴史で必ず語られるのが、白木屋火災事件である。

 1932年12月16日、白木屋デパートで火事が発生。非難具を使って脱出が図られた。ところが当時の女性は和服の下に下着をつけていなかったため、そうやって降りようとするとパンツどころか、局部がモロに見えてしまう。それを恥ずかしがったために多くの女性があえなく焼死してしまった、という話である。

 本書はこの白木屋火災から話を始める。和服で誰もパンツを履いていない時代から、徐々にスカートが和服に変わり、その下にズロースを見に纏うようになる。面白いのが、ズロースが履かれる様になった歴史である。本書が詳らかにするところによると、男性の間に混じって働く女性が強姦防止として身につけていた猿股の話や、往時の女性はパンツを履いていなかった頃、その大事な部分がふとした拍子に見られても、それはそれで仕方ないと思っていたらしいこと、など意外な話に満ちている。

 一見、軽い読み物に見えるタイトルでありながら、確かに日本の服飾史を切り取り、生き生きと再現しなおしている様は実に見事。私のように戦後は勿論、パンツくらい見られてもなんということはないとされていた古き良き牧歌的な時代が目に浮かぶ。時代を再現し、意識を過去にさかのぼらせることができるということから言えば間違いなく一級の歴史書であると言える。

 今日も男たちはパンツに魅了されている。これからもパンツの歴史は続くことであろう。

 だけど、こう、一冊丸々パンツの話が続くと、流石に辟易するのも事実で、なんというか、こう、疲れてしまったことは申し添えておく。


2006.9.1
 大急ぎで追記。
 白木屋火災では死者の多くが女性だったかのように語られることが多いが、死者14名中女性は8名。かろうじて過半数であり、多くが女性であるわけではない。うち3名は絶望しての飛び降りの結果の死であり、残りの人々も脱出しようとしてロープが焼け切れてしまったりしたのが原因。

 そもそも、そのような火急の状況で見られる・見られないを気にして悄然と死に赴くような人は居ないだろう。


2006.9.19追記
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ノンフィクション | 2006/09/01(金) 23:42 | |

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