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1649冊目 マニ教
マニ教 (講談社選書メチエ) -
マニ教 (講談社選書メチエ) -

評価:☆☆☆☆

 サーサーン朝ペルシアの時代に、マニを開祖として生まれたのがマニ教である。マニはエキセントリックな生き方をする父に、人生の方向を決められてしまったようだ。

 ユダヤ・キリスト教といえば、産めよ増えよ地に満ちよ的な印象があるが、マニの父が入信したのは、現世を厭い生殖を悪とする宗派であった。この父親、マニがまだ母の胎内にいるうちに勝手にこの宗派に入ってしまい、妊娠中の妻を捨てて信仰生活を送るようになる。現代なら社会問題になりそうな宗教だ。

 ところが、家族を完全に捨てたわけではなく、マニが4歳の時にマニの前に現れると、今度はマニを連れていってしまう。幼少時代をそんなところで送るハメになってしまったマニや、子供が幼いという大変な時期をたった1人で子育てしながら少し大きくなったら子を父に取られてしまった母には深く同情する。

 大人になれば世の汚穢やら人のダメさに嫌でも向かい合っていかなければならないのだから、せめて幼少時くらい世界は楽しいところと思わせて悪いことはないと思うのだが・・・・・・。

 兎も角、マニがこうした厭世的な教団で幼少時を過ごし、農耕作業に従事させられたことが、マニ教に大きな影響を与えている。特に、農作業を激しく嫌ったマニは、これが元で教団と喧嘩別れする。エキセントリックな父はここでマニを説得するのだが、逆に折伏されてしまい、今度はマニ教の信者になっては彼のインド修行に率先して行くという激しさ。行動力は見習いたいが、判断力はどうなのだろうと思ってしまう。

 おかげで、教義には農業は地のエネルギーを消費する悪であるされてしまい、おまけに殺生は嫌ったので肉もダメ。じゃあ何を食べれば良いのさ、と思ってしまうが、メロンとキュウリは聖性が高いのでOKらしい。ううむ、ではメロン農家の立場はどうなるのであろうか。

 と、怪しげな教義があるのだが、どうやらユダヤ教、キリスト教、仏教、ゾロアスター教等の教義をうまく取り入れて混交させているようで、だからこそこれらの宗教が既に広まっている地域にはそれなりに支持を広げている。

 面白いのは、キリスト教や仏教、儒教が教祖の言葉を弟子が書き残したのに対して、マニ教は教祖マニ自らが聖典を書いていることか。仏教に関しては、ゴータマさんは新しい考えを起こしている自覚があっただろうが、ナザレのイエスさんはユダヤ教の枠内で改革しようとしていた人だから一緒にできない気がしなくもないが。

 マニの人生を絡めながら、マニ教がどのような宗教で、どのような広がりを見せ、そして消えていったのかが簡潔にまとめられているので、初学者には実にありがたい。おまけに、著者がかなり読みやすくユーモアあふれる筆致で書いてくれているので、読むのが楽しい。自分の研究成果を紹介するときにも「青木とか言う研究者が~」などと書いている(笑)

 マニ教という、独特の思想を持つ考えを知ることができたのが嬉しい。今後、歴史の本を読む上で参考になると思う。
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その他歴史 | 2015/05/24(日) 20:28 | Trackback:(0) | Comments:(0)

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