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1646~1648冊目 歴史 上中下
歴史 上 (岩波文庫 青 405-1) -
歴史 上 (岩波文庫 青 405-1) -

歴史(中) (岩波文庫 青 405-2) -
歴史(中) (岩波文庫 青 405-2) -

歴史 下 (岩波文庫 青 405-3) -
歴史 下 (岩波文庫 青 405-3) -

評価:☆☆☆☆


 絶賛閑散中の別ブログ、巨人の肩から見る世界でペルシアの歴史についても触れようと思ったのである。ペルシア関係の本を探しても、これがなかなか見当たらない。どうもペルシア人は自分たちの歴史を残そうという意欲に欠けていたらしく、当時の最もまとまった記録はギリシア側に残されている。その中でも一級品なのがこのヘロドトスの『歴史』である。

 古代ギリシアに生まれ、”歴史の父”とも讃えられるヘロドトス。彼の生きた紀元前5世紀において最も大きなインパクトを与えた事件は、間違いなくペルシア戦争である。

 アケメネス朝ペルシアの4代目の王クセルクセスは、ギリシア世界を制服せんと大軍を擁して陸路と海路から攻め寄せる。ペルシアはバビロニアやエジプト、メディアといった周辺の大国を呑み込んだ大帝国である。対するギリシアは、都市国家群が相争うような状態。人口からして大きな差があった。まともに考えれば、ギリシアには勝ち目はない。

 実際、陸路から押し寄せるペルシア軍は、大きな犠牲を払いながらもギリシアを席巻することに成功している。しかし、伸びに伸びた補給線を維持するには、海上覇権を握ることが必須だった。サラミスにおいてペルシア艦隊がギリシア艦隊に撃滅されたことで、ペルシアの野望は潰え去る。

 本書が最も取り上げたかったのは間違いなくこのペルシア戦争だ。実際、ペルシア戦争についての記述は肌に粟を生じるほど。特にテルモピュライという隘路に立ち塞がるスパルタ王レオニダスの姿は胸を打つ。200万以上と称する(実際は数万だったらしいが)圧倒的な大軍に対して、僅か300名の兵士と共に一歩も引かずに最期まで戦い続けたのである。彼が時間を稼いだおかげで、海軍は態勢を整えることができ、サラミスの海戦で勝利を収めることができたのだ。

 ただ、ヘロドトスが歴史の父とまで讃えられるのは、ペルシア戦争について書き記したからではない。彼の視線は遥かに広かった。すなわち、ペルシア戦争に至るまでの流れを書こうと、エジプトについても書く(有名な"エジプトはナイルの賜物"もこの『歴史』に書かれたものだ)し、ペルシアも建国からしっかり書いている。

 おまけに、彼が必要と思うことであれば、伝説やうわさ話といった類のものまで丹念に収集し、文章に織り込んでいる。そのため、当時の人々の風習についても我々は知ることができるのである。一方で、現代の読者からすると不要とも思えるほど、細かなことが書き綴られているので、決して読みやすくはない。話が唐突に飛んでしまうのだ。

 確かに欠点はある。怪しい記述も少なくはない。しかし、当時のことを知るのには一級品の史料であることに、疑問の余地はなかろう。これほど浩瀚な書物を、インターネットも無ければ電話やテレビもない遥か古代に描き上げたことには脱帽するしか無い。

 私も別ブログにおいて知っていることを洗いざらい書いてやろうと思っているのだが、とても及ばない。せめて、彼の欠点については、同じ轍を踏まないようにしたいものである。
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その他歴史 | 2015/05/18(月) 22:13 | Trackback:(0) | Comments:(0)

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