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1638冊目 図説 聖書考古学 旧約篇
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(2008/03)
杉本 智俊

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評価:☆☆☆☆


 聖書考古学について、"聖書に書かれたことはほぼ伝説(フィクション)で、実際の歴史は反映されていない"とするミニマリストの主張を幾つか目にして興味がわいたので、こちらも読んでみた。

 もちろん、ここで取り扱っているのは考古学が主であるので、個人の信仰や感情といったものは分からない。同時代の文字資料や遺物から、合理的に導き出される過去の姿である。それでも、祭祀に用いられた道具が見つかればどのような神を信仰してたかの証拠にはなるわけで、それらと聖書を比較すれば、聖書の記事の真実性についても判断できるのだ。

 聖書の真実性は信仰を持つ方には重要かもしれないが、私はユダヤ教、キリスト教、イスラム教のいずれも信じていないので、聖書がフィクションでも史実でも構わない。太陽が動きを止めただとか、モーゼが海を割っただとか、大洪水でアララテの山々まで水没したなどといった、非科学的なエピソードが真実ではないことは論をまたない訳だし。

 こうした神話の世界を離れて見ても、ユダヤ人が強国ひしめく古代オリエント地方にあって、それなりに存在感を示した存在だったことが分かる。モーゼの出エジプトはフィクションだろう。出エジプトに続くカナンの地の征服についても、先行するカナン人の祭祀とユダヤ教の祭祀が共通するものが多いため、征服そのものも無かったと唱える人もいる。同時期の都市の破壊があまり見られないためだ。

 確かに、聖書が語る規模での征服は無かったかもしれない。もしかしたら、カナン人の一氏族が一神教を取り入れ、その勢力が徐々に大きくなっていったのかもかもしれない。言えるのは、この時期に一神教を奉じる都市が現れ始めた、ということのようだ。南部の都市がユダヤ人の支配下に入り、北方まで徐々に浸透していったことは聖書の士師記に記されている。これも都市様式の違いから裏付けられるそうだ。

 こうした事実を見ると、モーゼの出エジプトは事実ではなくとも、もしかしたら聖書の唱える百万単位のユダヤ人ではなく、もっと小規模な移動はあったのかもしれないとも思えてくる。特に、異民族であったヒクソスが駆逐された際に出エジプトを結びつける考え方は、エジプトの記録に出エジプトに相当する記事がない理由も説明していることになるだろう。セム系の奴隷がエジプトに居たことは確認されているのだから。

 他にも、ダビデとソロモンといった伝説の時代に王国が繁栄したらしいこと、都市は防御施設が整っており、戦乱に備えていたこともはっきりしているらしい。

 信仰があるかないかは別に、古代オリエントの歴史に興味があるのなら、意外な事実が多く読んで楽しいのは間違いない。図版も多いので、楽しく読むことができた。
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その他歴史 | 2015/04/05(日) 09:46 | Trackback:(0) | Comments:(0)

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