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1599冊目 南極に行った男 小説・白瀬南極探検隊
南極に行った男 小説・白瀬南極探検隊南極に行った男 小説・白瀬南極探検隊
(2008/08/30)
立松 和平

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評価:☆☆☆☆


 ロバート・ファルコン・スコットとロアール・アムンセンが南極点到達を目指して故国を旅立った1910年、日本からも遥か南を目指す一隻の船があった。陸軍軍人の白瀬矗をリーダーとする、南極探検隊である。彼らはあの1912年、アムンゼンが、続いてスコットが南極点へ辿り着き、後者は5名全員が死亡する悲劇に見舞われたあの1912年に、南極の地に居た。

 彼らの名が知られていないのも無理は無い。まず、彼らの行動にはアムンゼンのような世界一が無く、スコット隊のような悲劇もなく、シャクルトンのように失敗に終わりながらも奇跡的な生還を遂げたという劇的なものも無い。それでもまだ、科学的な価値が高ければ話は別だったかもしれないが、それすらもまた、無かったのである。

 しかし、この時代に南極を目指し、少なくとも南極大陸までは到達したことは壮挙というべきである。なにせ、日本には極地探検に必要な知識や経験の積み重ねが全くなかった。だから、冷静に言ってしまえば、彼らが南極点に到達する可能性は、それが世界で何番目になろうとも、決して存在しなかった。

 だから、白瀬隊の存在は知っていたが、これまで十分に注意を払ってきたとは言えないし、簡単に知ることができる手段もほとんど無い。せいぜい、ウィキペディアを除く位であろうか。本書のサブタイトルを見た時の驚きは、こうした背景があったからだと思う。思わず手が伸びていた。

 本書を読めば、白瀬隊長は千島で苦渋を舐め、艱難辛苦に耐える力があることを示していた。彼の堅忍不抜の精神が、日本をして南極探検という冒険へと国を動かしたことが分かる。

 熱が物凄い。過酷な状況にも耐えられるよう、嗜好品を摂らず、暖にも当たらない生活を続ける。全ては、南極へ行くための体作りのためだ。ようやく手に入れた船は、他国のものと比べれば小舟に等しい。驚いたのは、砕氷能力がゼロだったということ。これでは船が砕かれたシャクルトン隊よりもなお無謀ではないか。

 彼らは確かに南極点を目指しながら目的を達成することはできなかった。しかし、だからといってそれを失敗とは思いたくない。なんとなれば、先人の苦労は知識と技能の蓄積につながり、それがあるから後世の人間は成功を手にすることができるのだ。

 ただ、小説としてはどうだろう?

 犬視点から見ることもあれば、人の視点になることもあり、かと思うと第三者からの俯瞰的なシーンもある。そうやって切り替える必然性が感じられず、どうにも中途半端で、完成度は高くないと感じた。それでも知らていない白瀬隊を取り上げたことに感謝したい。また、極地探検の苦労についても余すところ無く描いているので、探検モノに興味がある方は楽しめるだろう。
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その他小説 | 2014/12/13(土) 00:13 | Trackback:(0) | Comments:(0)

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