カレンダー
10 | 2017/11 | 12
- - - 1 2 3 4
5 6 7 8 9 10 11
12 13 14 15 16 17 18
19 20 21 22 23 24 25
26 27 28 29 30 - -
プロフィール

Skywriter

Author:Skywriter
あまり一般受けしない本ばかりが好きと言う難儀な管理人です。
お勧めした本を面白いと思ってもらえると最高です。

BK1書評の鉄人31号。
鉄人


宣伝目的以外のあらゆるコメント、TBを歓迎します。

↓ランキングに参加しています。面白いと思ったら押してください。


にほんブログ村 本ブログへ


kids goo弾かれサイトですので閲覧はご注意を。頭が悪いのが伝染する恐れがあります。
notforkids.jpg

FC2カウンター
最近の記事
Tree-Arcive
カテゴリー
最近のコメント
最近のトラックバック
巡回先

にほんブログ村 本ブログへ



うちの子も元捨て犬です。今はすっかり我が家の一員。甘えるのは下手だけどとっても可愛い子です。

Skywriterさんの読書メーター

ブロとも申請フォーム
ブロとも一覧
ブログ内検索
RSSフィード
スポンサーサイト
上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

スポンサー広告 | --/--/--(--) --:-- | |

献本サイト レビュープラス

ランキングに参加しています。面白いと思ったら押してくださいませ。
(ランキングサイトが立ち上がります。不快でしたら無視して下さい)
にほんブログ村 本ブログへ

1597冊目 性転換する魚たち―サンゴ礁の海から
性転換する魚たち―サンゴ礁の海から (岩波新書)性転換する魚たち―サンゴ礁の海から (岩波新書)
(2004/09/22)
桑村 哲生

商品詳細を見る


評価:☆☆☆☆


 人間に捕まってしまった性別不明の養子を探す旅に出たお父さんがやがて性転換してようやく見つけ出した養子と結婚する。何の話かというと、ファインディング・ニモの科学的に正しい姿である。勿論、魚が子を探しに行くことは無いが。なにせ、彼らは典型的なR戦略、兎に角大量に子供を産んで小数が生き残れば良いという繁栄戦略を取っているし、配偶者がいなければ見つければ良いのだ。

 なに?ようやく巡り会ったのが同性だったらどうするって?問題ない。性転換してしまえば良い。

 少なからぬ魚が、状況に応じて性別を変えるという不思議な性質を持つ。クマノミもそうだし、掃除魚として知られるホンソメワケベラの仲間もそうだ。

 どうして彼らはこのような戦略を取るのだろう?それは、やはり自らの遺伝子を最大限に広めるための戦略だった。魚は生涯に渡って成長を続けるので、性転換をする魚の場合には大きくなった時に雄である方が有理か、はたまた雌である方が有利かで性別が変わる。

 このシステム、実に面白い。小さい時は小さいなりに繁殖に参加して、大きくなったら今度はサイズを活かして繁殖を行う。効率だけから考えたら、これが一番良さそうに思えてくる。しかし、うまい話には裏がある。性転換にはそれなりのエネルギーが必要であり、彼らもそのコストを測って性転換を行っているのだ。人類は勿論、哺乳類全般がこうした戦略をとらないのは、生殖器が雌雄で大きく異なっているため、性転換することに莫大なエネルギーが必要なためである、という。

 なるほど、両性の愉しみを味わってみるのは楽しそうではあるが、それは諦めるとして、せいぜい魚の性転換の謎を楽しむことにするのが良さそうだ。そうして改めて見てみると、彼らも大変だ。複雑な戦略が張り巡らされていて、中には欺瞞としか思えない行動まであるというから驚かされる。

 ハーレムで、雄が居なくなった時に残った雌の中で最大の者が雄に性転換する魚がいる。ここで雄がちょっと巣を離れると、最大の雌はまだ腹に卵を抱えているのに、あたかも雄であるかのように振る舞う。そうして他の雌を騙して、雄の不在を気付かれないようにしている、というのである。

 性戦略は生物の根幹に関わるもの。だからこそ、そこには進化の妙が潜んでいて、とても興味深い。中でも性を途中で変えるという性転換の面白さを感じるのにはうってつけの入門書であると思う。
関連記事
スポンサーサイト

生物・遺伝・病原体 | 2014/12/10(水) 19:16 | Trackback:(0) | Comments:(0)

献本サイト レビュープラス

ランキングに参加しています。面白いと思ったら押してくださいませ。
(ランキングサイトが立ち上がります。不快でしたら無視して下さい)
にほんブログ村 本ブログへ

コメントの投稿
管理者にだけ表示を許可する



上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。